マゴチ釣りのサイマキエビの装餌の仕方が間違えてる? という不安に襲われたのは「へた釣りのマゴチ釣りは間違いだらけかもなレクチャー動画」を見てから。エビマゴチ2012最終戦の出船前、羽田・かみやの土田キャプテンがエビの付け方を説明していたので、ちゃんと聞いてきたぞ。
へた釣りはエビマゴチ船に初めて乗ったとき、深川・吉野屋でエビの付け方を教わった。エビでマゴチを釣るのは初めてだと伝えてあったので、あまり細かいことは気にせずに、エビが死なずに、しかも外れにくい付け方を教えてくれたと思う。エビマゴチも2シーズン目ともなると、少しでも魚信が多いエビの付け方なんぞを知りたくなるわけで……土田キャプテン版エビの付け方を忘れないようにメモしておく。
エビの角は根元から全部折らずに先端の3分の2くらいを折る。全部折っても問題はないような気がするのだが、針先を抜く位置の目印として、エビの角を3分の1だけ残しておいた方がよいってことだろうか? このとき気を付けるのがシュリンプキック。エビの尾には鋭い棘があるようで、素手にキックを食らうとエビを落としちゃうくらい痛い!
エビをひっくり返して口を探す。ちょっと紫色っぽかったり朱色っぽかったりするところがエビの口。そこに針先を刺して、あまり力を入れなくても針先が通っている場所(というか角度)を探す。何度かやり直してもエビが極端に弱ることはないので、針先がスッと入っていく角度を探そう。ここで無理に刺すとエビの海中での姿勢が安定しない。
針が抜けないところまで刺したらもう一度エビをひっくり返す。マゴチ針の形状を想像しつつ、針先が折った角の先辺りに少し出るように殻を突き破る。このとき針のカエシまで抜かずにほんの少しだけ針先が出ている状態でいいようだ。角と同じ向きに針先が向くのではなく、針と角が直角に近い角度で交わるように意識する。
エビをひっくりかえしつつ作業するのはなんだかお寿司を握っているようで楽しい。上手にエサが付けられているかどうかを確認するのは、海水の入ったバケツに入れてみるとよい。ちゃんと底で背側を上にしていればOK。横向いて寝そべっているようだとNG。エサの付け方で魚信が増えたかどうかは定かでないが、エビの生き&海中での動きやすさが確実に向上している。海底でエビが元気にシュリンプキックしているのが以前より頻繁に竿先から伝わってくる。
著者: へた釣り