あまり釣れていないし狙っている良型も出てないみたいだし…メバルって楽しいの?と聞かれることがある。どんな大物!?と一瞬驚かせてくれる一撃を楽しめるメバルの釣趣が好きだし、良型が釣れると食べられる煮付けは抜群に美味い。グラデーションに味が染みるいかり肩なら文句なし。
魚なので肩ではなく背と書かなくてはいけないのは分かっているがメバルは、大きくなるといかり肩と表現する方がしっくりくる感じに頭の後ろの部分に筋肉が付く。この筋肉がメバルのパワフルな一撃を生んでいるんだと思う。25センチ以上のメバルを煮付けサイズと呼んでいる。肩の部分にある程度以上肉が付いた方が煮付けて圧倒的に美味い。身厚な部分に皮際や飾り包丁からグラデーションに味が染みていく。この味のゆらぎが煮付けを美味しく感じる理由じゃないかと思っている。25センチのメバルよりも肩に厚みがある分29.5センチの方が絶対に美味しい。尺を超えればさらに美味しいはず♪
ヒラメは食感が楽しいエンガワはお刺身でいただいて、身はムニエルにすることに。ヒラメは血抜きはしているが、上手な締め方が分からないので氷締めにして持ち帰る。おそらく持ち帰り方が悪いのだと思うが、釣ったヒラメのお刺身は食感は楽しめるが旨みはあまり感じない。味を足して食べる習慣が付いてしまった。皮目からじっくり焼いてパリパリにして、溶けたバターをかけながら仕上げるヒラメのムニエルがへた釣り家では定番の食べ方。
著者: へた釣り