「最柔を目指して」「曲げる愉しみ」「メバルは竿で釣れ」と煽られると買うしかないと即注文したのが「リアランサー メバル S300」。食い込む前に放されることが多くうまく釣れていないイワシメバル用に買った竿だが、今年はエビメバル、夜メバルもこれでやってみる。アカハタにも使える?
禁煙記念日は3月12日なのだが、昨年はそれなりのお値段がする欲しい物が見つからず。9月になってやっとめちゃくちゃ欲しい竿、リアランサー メバルに出会えた。すぐに予約したが12月発売の予定がなかなか手元に届かず年を越して10日以上経ってようやく届いた。年を越したので禁煙8・9年生のお祝いかな? シマノのミッドレンジの船竿シリーズであるリアランサーはライトアジを愛用しているが、竿のデザインの高級感が増しているというのが第一印象。外箱はなくなり、竿袋に入った状態で届いた。竿袋が今まで竿に付属していたどの竿袋よりも格好がよい。
シマノソリッド穂先史上、最柔を目指して設計されたという穂先は先径1.0mmというスペックは理解していたが想像していたより細い。磯竿の穂先に近い。メバルがイワシを咥えたあとメバルに違和感を与えず船の上下動を吸収してくれながら、穂先がしなやかに追随して針掛かりに持ち込んでくれる。モエビでの釣りなら穂先のしなやかさはそこまで気にならなかったが、イワシだとメバルの口に入りきるまで時間を要し放されてしまうことが何度かあった。イワシメバルの名人から「それ何用の竿?」と揶揄われたことがあるほどエビメバルで実績のあった竿はイワシメバル向きではなかった。この細さを実現できたのは東レのナノアロイという技術によって強度を向上できたおかげらしいが…難しいことはよく分からない。
リールシートはマルチパーミングタッチCI4+シートで鈍く光る銀色でデザインされており高級感あり。メバルで組み合わせて使うスティーレ100XGを装着してみたがニヤニヤできちゃうレベルで格好よい。3本継なので電車釣行での持ち運びも問題なさそうだ。主に使うことになると思われる20号のオモリをぶら下げてみたがきれいに曲がる。メバルはオモリを底に置いてゼロテンションからややマイナステンションで釣ることが多い。20号でこの曲がりなら良型メバルが掛かれば穂先が海面に突き刺さりそう。不安なのは竿が柔軟すぎて根掛かりの察知性能はどうなんだろう?ということだが、「わずかなアタリを感じ取る高感度」とあるので根掛かり回避性能も低くはないと信じる。
著者: へた釣り