未練たらたらやんwww ウィリー五目の出船状況を確認するために金沢八景・一之瀬丸のサイトをチェックしているとついでに見てしまうのが深場五目船の釣果。キンメダイは竿頭で7匹。「脂キンメ交じり」なんて書いてある。脂キンメ? キンメダイにもいろんな種類がいるのかなぁ~?
キンメダイにも種類がある? 宇佐美にあった回転ずし(現在閉店)で金目鯛づくしってのを食べたことがある。握り三貫セットでひら金目、はし金目、とろ金目が乗っていた。そのときはキンメを釣りたいなんて微塵も考えてなかったので3種の中ではとろ金目が美味しいなって程度の感想を持っただけ。 とろ金目は地キンメと呼ばれる新島や大島周辺など神津島より手前で獲られた物で脂の乗りがよく伊豆のブランド魚としてのキンメはこの地キンメを指すらしい。
獲れた場所によってのキンメの呼び分けは、地キンメ以外に島キンメ、沖キンメがあるみたいだ。地→島→沖と漁場が遠くなるにつれグレードが落ちて行くようで、島キンメは神津島以南から八丈島周辺までの海域で獲られた物。沖キンメは八丈島よりさらに南の海域で獲られた物をいう。獲れた海域によって脂の乗りが全く違うそうで市場での価格も変わる。ただし、いずれもキンメダイ科キンメダイ属のキンメダイであって魚種としては同種。
それでは、ひら金目、はし金目って何者と調べてみるとここからは魚種が変わる。ひら金目はナンヨウキンメ。キンメダイ属に属する魚で、キンメダイより体高があって丸い感じ。身が白っぽく脂の乗りが少ないみたいだ。はし金目はキンメダイ目の魚ではあるがヒウチダイ科ハシキンメ属で、キンメダイとは似ても似つかないいかつい感じの外観。体長30センチまでとあまり大きくはならない魚みたいで、市場には流通されないものの美味しい魚のようだ。
脂キンメって何者? キンメダイ科キンメダイ属のフウセンキンメのことを脂キンメと呼ぶらしい。キンメダイに比べると少し小型で30センチ前後の物が多い。脂の乗りはキンメダイに比べて落ちるとされているが、なのにどうして脂キンメ? 一之瀬丸の釣果報告では「キンメダイ 37~45cm 0~7枚」。追記的に「脂キンメも多く交じりいい感じでした!!」と書いてあるのでもしかしたら小ぶりなフウセンキンメは釣れてもキンメダイとしてカウントされないのかな? 見分け方は後鼻孔が細長いとキンメダイ、楕円形だとフウセンキンメ。
※フウセンキンメは同じサイズでならキンメダイより脂の乗りがいいようだ。釣果にもカウントされているもよう。
著者: へた釣り