無駄遣いしない…子供の時から苦手だった。欲しい物があると我慢できずにまずは買う。買ってからすっからぴんの自分を憐れんで、本当に必要な物だったのかと後悔する。今年で50年物のひねた性根は今さら直らない。フォースマスター9000…コイツが深みにハマるルビコン川かもね。
アコウの干物を食べて深場の釣りに興味を持ち、ムツの炙り刺のあまりの美味さにどっぷりハマりそうな予感を覚える。ゲストのカゴカマス(≒スミヤキ)まで刺身で食べたら超が付くほどに絶品なのであるから、アカムツ釣りたぃ~、キンメダイをお腹いっぱい食べてみたぃ~っと、釣りたい食べたい妄想にすっかりとりつかれてしまっている。宇佐美・治久丸のアカムツ釣りまでは、手持ちの道具(ディープゲーム120-180+フォースマスター3000MK)でいけそうだが、さらに深場を攻めることになる金沢八景・一之瀬丸のキンメムツ、アコウのタックルはレンタルかなぁっと考えていた。
先週末、釣り具の整理をしていたら見つけてしまったのが、そんな竿を持っていたことをすっかり忘れていた「ディーオ2 200-180」。2010年に釧路の沖で北海道根魚五目に初挑戦したときに買った竿で、オモリは300号まで使うと言われていたので錘負荷~300号の竿だったことを思い出す。今現在行こうと考えている深場釣りの中で最も重いオモリを使うのがアコウ狙いで300号。竿はレンタルしなくてもなんかとなりそう。実は船宿のレンタルタックルにあまりいい印象がなく、そのことが一之瀬丸の深場五目に行くのを躊躇っている要因の1つであった。
竿は持ってた。あとはリールさえあれば……タックルの説明をちゃんと確認すると、キンメムツで「PEラインは最低でも500mをご用意下さい。5~8号」、アコウダイだと「PE6~8号 最低600m」とある。両方使うにはPE6号を600メートル以上巻ければいい。深海用のリールというとミヤエポックのごっついリールを勝手に想像していたので10万円以上が当たり前、数十万するのかなぁと検索してみたら……このラインの量ならフォースマスター6000でOKだと気付く。値段も6万円台半ば……全く手が届かない額ではない。ラインをもっと巻けて深海の巨魚釣りを視野に入れたフォースマスター9000だって7万円以下で買えることに気付いてしまう。無駄遣い衝動がムクムクと我慢できないレベルまでwww
手持ちの資金がないので、我慢できないからといって今すぐ買うというわけにはいかないが、相当欲しくなってしまっている。買ってからすっからぴんの自分を憐れんで、本当に必要な物だったのかと後悔することになるのは分かっている。分かっているけど7万円なら貯めてみるか!!と思い始めている。フォースマスター9000…コイツが深場の釣りに大ハマりするか否かを左右するルビコン川になりそうな気がする。今のところ来季の深場シーズンまでにお金を貯めて賽を投げる気マンマン。でも、シーズンオフになると別の物に目移りしちゃう可能性も大いにあり。
著者: へた釣り