シロムツばっかり釣ってムツを手にできなかったら負け惜しみを書いてるんじゃない。この1週間、20匹ばかり釣ったシロムツを食べ続けたが、悪くないどころか相当いい。淡白な白身でクセがない。まさにあなた好みの味に染めて食べてね♪って魚なので飽きない。なんて都合のいい魚www
シロムツはこれまでにもウィリー五目のゲストで釣って何度か食べたことがあった。煮付けたり塩焼きで食べたってことは覚えていたが……。ギンギラギンに釣れたけど釣行でシロムツを大漁すると、「この魚美味しいの?」「食べられるの?」と聞かれる。食べられることは覚えていたが、どんな味だったかを上手く説明できず、クーラーいっぱいのシロムツを持ち帰る身としてはなんだか価値の低い魚のような気がして少し寂しい思いをした。
シロムツの淡白でクセのない白身はどんな料理にでもなる。煮付けはもちろん鍋に入れてもよさそうだ。すり身にしてしんじょにすれば碗種にしても美味しい。塩焼きはほくほくとした身を楽しむ食べ方としてオーソドックスだが、味にクセがないのが少し物足りなく感じるかも。バターでソテーしたり、オリーブオイルで炒めてイタリアンな感じにしてみたり、香草をまぶして焼いてみたり、トマトソースをかけてみたり。
どんな味付け、料理法でも美味くなる。脂が乗っている魚ではないので、フライや天ぷらにして油を足しちゃうってのももちろんあり。ふわふわとした食感の身は揚げものとの相性も抜群だ。こんなに都合のいい魚……シロムツ以外にはマダラしか知らない。
著者: へた釣り