先週末にTKB52予選が始まった。へた釣りはというと前日に練習釣行してなんとか3枚(TKB寸法で56センチくらい)と大苦戦した。DKO決勝常連の名人さんたちはしっかり数も型もそろえて予選突破していた。名人さんのブログからゲストが多くてカワハギ低活性時の釣り方を勉強してみる。
へた釣りはどうやって釣っていたというと、「宙でタタいてタタキ下げ。錘が着底してもタタキ続けて、一瞬だけゼロテンションで静止。そのまま待つとベラの餌食になるので、すぐに竿を持ち上げて宙でタタくに戻る」の繰り返し。とにかく底でじっと仕掛けを止めるとベラやトラギスにやられちゃうので、仕掛けを上下に激しく動かしてアピールし、ゲストを押しのけ寄ってきたカワハギを獲ろうと考えた。この方法で釣っていると底で仕掛けを止めてしまうと餌は1秒と持たなかった。
萱沼昌樹が「TKB52 まる八さん 予選」というエントリーにこう書いていた。「竿一本分からの誘い下げの繰り返し、ゼロテンより少しマイナスで待ち、アタリがあっても直に合せないで我慢して首を振った時に聞きあげる」。林良一も「TKB初戦・吉久さん」で「シンカーを揺らしてアタリが出てもアワセを入れず、アタリが引きになった時に聞き上げリールを巻く」と書いている。
共通しているのは、小さな魚信に反応してアワセてはダメだったってこと。へた釣りの感覚では、ゲストが活発すぎて底に錘を着けて何秒も待てるような状況だったかな?ということになるが、実際それで釣れているわけだからすぐにアワセてはいけなかったんだと思う。
Theフィッシングの「釣るなら今!夏カワハギ」で、「ゲストの魚信は見逃してカワハギの金属的な魚信だけを取る」と誰かが言っていたのを思い出す。へた釣りは何でもかんでも掛けに行って一番下の針でゲストばかりを釣り続けた。名人さんたちはちゃんと3本針の3つの餌で勝負していたんじゃないかな? 釣っているのを見たわけではないが、そんな気がする。カワハギが低活性=カワハギが浮かないときでへた釣りはこうなるとお手上げになることが多い。宙で魚信がない以上、底で釣るしかないのだが、
・カワハギが低活性なときは慌ててアワセない。
・ゲストの魚信をスルーして3つの餌でじっくり勝負する。
の2つのことくらいは覚えておこうと思う。精度80%くらいだが、たぶんカワハギ、おそらくゲストという魚信の聞きわけはできると思う。
「TKB52 まる八さん 予選」にはゲストが多すぎてどうにもならないときの対処法も書いてあった。「みなさんが仕掛けを入れてからリールをサミングして、上で待ち、外道を釣ってくれてから仕掛けをいれ」「小ぶりのエサを何個かつけて外道のアタリをやり過ご」すなどの方法があるようだ。餌付けの手際が悪いので投入のタイミングはいつも遅れ気味だからいいとして、ハギポンアサリを持ちこんで船宿でもらう餌をいつも余らしているので餌をいっぱい付けるという方法を今度試してみよう。
著者: へた釣り