釣り具のメンテに超音波洗浄機が便利と聞いてからいつか買うぞと決めていたが、メンテ用品はどうしても後回しになってしまいがち。半年以上経ってやっと購入した。購入の決め手となったのはシーバス師匠のラインメンテ法を真似したくなったから。PEラインがすぐに切れる問題は解決?
超音波洗浄器は、メガネ屋さんなどの店頭でときどき見かける。皮脂などで汚れたメガネを入れるとアッと言う間にピッカピカにしてくれる機械である。仕組みは超音波振動で発生した気泡が、洗浄物の隙間に入り込み、普通に水洗いしても落とせない汚れを落としてくれるってことらしい。らしいと書いたのは、気泡が目に見えるわけではないから。でも、3分くらい超音波洗浄すると、確かにきれいになるので、能書きどおりの性能は発揮しているのだと思われる。「シチズン 超音波洗浄器 SW5800」が届いたので、早速洗えそうな物を入れて片っ端からw
サングラスはメガネがきれいになるのだからきれいになって当然ではある。釣行後には水で塩を洗い流していたつもりではあるが、洗浄後フレームの蝶番部分の開閉がスムーズになってビックリした。潮ガミしないようにと気を付けていたつもりだが、汚れが残っていたってこと。
PEラインはシーバス師匠の真似して洗浄。使った分のラインをスプールにふんわりと巻き取る。カワハギ釣りに使用しただけなので、30メートルほど手で巻きとってみた。もっとたくさん巻き取る場合は高速リサイクラーを使えばいい。
スプールごと超音波洗浄機に入れてスイッチオン。8つ縒りのPEラインの縒りの隙間まで気泡が入りこんで洗浄してくれてるんだろうか? 洗浄前に一度水洗い済みなので、水が濁るほど汚れが落ちるわけではないが、縒りの間にたまった塩分やPEラインの敵、酸性物質が落ちているはず。
今回洗ったものの中で一番劇的な効果を実感できたのが、ハサミ、ペンチ類。新品同様に蘇る。錆びてしまったナイフは……超音波洗浄器は錆び落としの効果はなかった。釣行毎にとは言わないが、1カ月に1回は洗浄しよう。へた釣りでも取り外しできるリールのハンドルも今度洗ってみよう。
洗浄後、水が一番汚れた(=汚れが落ちた)のが錘やサルカンなどの金属パーツ。錘をそこまできれいにする必要はないかもしれないが、勝負サルカンやルアーなどは少しくらい寿命が長くなるかも。使い回すルアー用のフックなどにも効果ありそうな気がする。ウキなども洗って大丈夫かな?
著者: へた釣り