閃迅カワハギ5戦目で極鋭カワハギ1455の横で釣ってみて、あるいは師匠が極鋭カワハギレッドチューンで釣っている横にいると、タルマセ→聞き上げで確実にカワハギを掛けていることに気付く。一体全体 何が違うのか? 竿のスペックだけなら閃迅カワハギは負けてないはず。
クワセ三段活用の1つ、タルマセ→聞き上げ。仕掛けの長さ分くらい竿を送って道糸をタルマセる。カワハギが違和感を感じずに餌を咥える状態を作ってから(師匠はカワハギに餌を執着させてからと言う)、竿を聞き上げる。聞き上げ中に魚信がでたら、活性が高ければそのまま聞き上げ続けると、活性が低いときは竿を少し下げてカワハギが餌を食べやすいようにしてあげると、カワハギが餌を針ごと飲み込んでカッカーンな魚信に変わる。文字で書くと簡単にできそうであるが、実際にやってみると難しい。
キモになるのは聞き上げ中の魚信を察知できるかどうか。カワハギ竿の良し悪しはこの魚信の察知能力の優劣で決まる。タルマセている最中に完全に餌を取られてしまうことはあるが、餌が残っているのなら閃迅カワハギも極鋭カワハギも最高クラスのカワハギ竿なので聞き上げ中の魚信が分からないということはない。同じようにやっているつもりだし、へた釣りは横の人が釣れていれば、そのまま真似しようと努力する人なのだ。なのに釣果がダブルスコアになる理由は……思い当たるのは魚信に対して針掛かりさせられる確率である。
閃迅カワハギ5戦目で、へた釣りはカッカーンな明らかにカワハギの魚信を5、6回弾いてしまっている。9:1調子で胴が強めの竿(8:2調子のフィルダーカワハギに比べての話だけど)なので、魚信を弾くことがあるのは、タタキ、聞き上げなどの操作がしやすいことの代償として止む追えないと考えていた。しかし、同じ9:1調子の極鋭カワハギ1455で横の人は魚信を弾いている頻度が明らかに少なかった。8:2調子の極鋭カワハギレッドチューンを使う師匠も魚信をほとんど弾いている気配はない。
改善すべき点は聞き上げの速度であるように思う。へた釣りは聞き上げが速すぎるので、魚信を弾いているのではないかというのが有力な仮説。タタキ→タルマセ→聞き上げなら魚信を弾くことはほとんどない。タタキで焦れたカワハギが餌に猛チャージしてくれているせいでと思われる。タタキの有無によって、聞き上げの速度を変える必要があるのでは? と考えるようになった。タタキなしだとスローに聞き上げ。これが次回釣行で試してみるべき課題だ。
著者: へた釣り