下手くそなので船長やほかの釣り人からタナを聞かれることなんて滅多にないが…。予想以上の時化に軽く船酔いげんなりしつつクロムツ6匹釣行で船中沈黙している時間になにかの間違いで本命が釣れたので船長にタナを聞かれた。オモリの位置を伝えたが針の位置を伝えるべきかも?
吹き流しの仕掛けの場合はタナはテンビンに接続したオモリの位置を指すことが多い。吹き流す仕掛けの長さで魚信ダナに針を置こうとすると若干の誤差はでるが、標準的な仕掛けより1メートル以上長いあるいは短い仕掛けを使うのでなければ船長から指示されたり、他の釣り人から教わったタナにオモリの位置を合わせておけば間違いない。マダイなどで仕掛けの長さを変えるときは仕掛けを2メートル伸ばしたらタナを1メートル上げて様子を見てみる。
胴突きの場合は仕掛けの設計が人によって結構違う。枝ス長、枝間、針数が人によってまちまちで、一番下の針とオモリの間の捨て糸の長さも人によって違う。捨て糸は不要という名人もいる。へた釣りのクロムツ仕掛けは捨て糸1メートル枝間1.2メートル枝ス0.7メートルの3本針。船長に魚信ダナを聞かれたときは底を5メートル切って0.7メートル誘い下げて真ん中の針に掛かったのでオモリの位置は底から4.3メートル、針の位置は6.5メートルだった。オモリの位置ではなく針の位置を伝えた方が親切だったかな?
そう考えたのは1週間前のイワシメバルで名人からタナを教わったときに、オモリの位置ではなく食ってきた針の位置を教わった方が魚信ダナに合わせやすいと気づいたから。このときは底から2.4メートル(上針)が魚信ダナで、タナ修正前の2.8メートル(上針)・1.6メートル(下針)では食ってこなかった。0.4メートルのタナの差で全く釣果が違う。クロムツだとそこまでタナがシビアということはない気はするが……より確度を上げるためにオモリより食ってきた針の位置の方を知りたいかも。
著者: へた釣り