イサキやLTアジなどのコマセを使う釣りの主力リールだったバルケッタCI4+200HGが巻き上げ中に異音を発し、ハンドルの回転が重くなった。修理に出すという価格帯のリールではない。寿命?と諦めていたらU原工房に入院させてもらえた。入院前どころか購入時より元気になって退院。
約7年間、一度も分解して内部をメンテナンスをすることなく酷使してきたリールである。主力機として復帰できなくても予備機として使えるようになればくらいに考えていた。U原工房長によるとベアリングは傷んでいるのですべて交換し、ついでにスプールシャフトとハンドルシャフトのナイロンブッシュをベアリングに交換してくれるという。リール内のベアリングが増えたわけだから購入時よりグレードアップした。
ローラークラッチから出たサビをきれいに掃除してもらって修理完了の連絡がきた。U原工房長からリールを渡され「巻き心地が軽くなったでしょ?」と言われたが……その手の感度が恐ろしく雑に鈍くできているのでよく分からずえへらと笑うしかなかった。豚に真珠、猫に小判、犬に論語、へた釣りにベアリングである。実際に魚を掛けて負荷がかかった状態ならいかに鈍いへた釣りにでもその差が理解できると思うので、早く実釣に投入したい。コマセ釣りの主力リールとして復帰させる。本業に加えて奥様のお弁当屋さんのお手伝いでお忙しい中での作業に感謝。
著者: へた釣り