釣人の特権、隠れた美味魚カイワリの釣り方を復習しておく

へた釣りは食いしん坊のため、食べて美味しいというのが釣魚を選ぶ動機だったりする。ちょうど1年前に釣ったカイワリというあまり市場では耳にしない美味魚に再会を果たすべく、昨年の釣り方メモを整理して釣り方を復習しておきたい。ウィリー釣りのアレンジ版って感じかな？

アジ科カイワリ属に属する魚で、体型はヒラアジに近いのでとにかくよく引いて楽しませてくれる。よく引くのに口がアジ同様薄い皮の漏斗状になっているため、強引なやり取りは口切れバラシの元なので注意が必要。30センチ前後のカイワリのお刺身は、アジよりも断然に、アジ科で最も美味しいとされるシマアジよりも美味なのではないかと思う。

狙うタナは水深50～100メートルくらいのポイントの底から10メートル前後。60号のビシカゴの吹き流し仕掛けを使う。コマセしゃくりの釣りで、付け餌にはオキアミを使った2～3本針の仕掛け。警戒心の強い魚らしく、仕掛けは自然に漂うように3メートル以上の仕掛けが推奨される。針は仕掛けのヨレを回避するため、アジビシなどで使うムツ針ではなく、チヌ針の3～5号を使い。オキアミはまっすぐになるように丁寧に付けると仕掛けのヨレに起因するトラブルを少なくすることができる。

タックルは、

竿：ダイワ　FIELDER AMAMARU 205
リール：シマノ　電動丸1000PLAYS（PE4号）
ビシ：サニービシ60号

着底したら仕掛けの長さ分巻き上げて1シャクリ、そのあとは指示タナまで1メートル刻みにシャクリながら巻いてくる。5～6回シャクルことになるので、コマセの出る量は少し絞り気味にしておく方がよい。魚信はシャクった直後に出ることが多い。アワセは不要で勝手に針掛かりしてくれる。アジとは違う強い引きを感じたらカイワリの可能性があるので、慎重に巻いてくる。電動で巻き上げるなら巻き上げ力は半分以下、1/3くらいでいいかも知れない。テンションを一定に保ってくれる楽楽モードなら口切れは減る。

カイワリに効果があるシャクリ方は「エビが跳ねるような」小さく鋭い誘いだということなので、LTアジ釣りなどでも効果があった小さくシャクってコマセを少しこぼすような誘いを実践してみようと考えている。

2011年04月28日 15:10

著者: へた釣り