ウィリーの釣りをしているとカーボンソリッドのアドバンテージを実感できることがある。魚がウィリーを食い損ねているのが変な雰囲気として穂先に出る。本命なのか小魚のいたずらなのかまではへた釣りの感度では察知できないが、シャクリのペースを変えるなど臨戦態勢に入ることができる。
へた釣りの愛竿の1つがカイメイスペシャル 30-210。カイワリ狙いのウィリーやタチウオ、アマダイなどで使っている。海明30-210というチューブラ穂先のモデルから買い換えたが買ってすぐに、魚信とはいえない微小な魚からのコンタクトが分かるようになって驚いた。上位機種なので他にもブラッシュアップされたポイントはあるのだろうが、感度向上の主な理由はカーボンソリッドティップが採用されたおかげではないかと思っている。カーボンソリッドがへた釣りの鈍い感度を補ってくれるのだとすると、気になっているのが8月に発売されるエキサイトゲームXRだ。
穂先だけでなく竿全体がカーボンソリッドで、「極限まで曲げて愉しむ」竿と紹介されている。最近、初島沖のカイワリは100号のビシでと指定されることが多いので150号までのオモリ負荷に対応したエキサイトゲームXR 73H200が気になる。デカイワリや追い食い成功で一荷になったカイワリにしなやかに曲がって対応してくれそう。竿を曲げるのが楽しい釣りなのでありな気がする。問題はシャクリやすいかどうかだ。7:3調子でHと少し硬めのモデルなのでなんとかなりそうな気がする。でも、シャクリやすさはカタログからは読み取れないし、オモリをぶら下げても分からないことが多い。買ってからこれじゃないってなることがあるんだよね~。
著者: へた釣り