東京湾には多種多様な生物が生息しているが、ウミガメまでいたのかとビックリした。浦島太郎に出てくる人間を背に乗せ竜宮城に連れて行ってくれそうなサイズのウミガメが海面にプカプカと。にしてもウミガメって甲羅があって重いはずなのにどうして浮くんだろう?というアホな疑問が……。
東京湾で見た生物の中でこんなものまでと驚いたのがイルカ。メバル釣りをしていると船の周りをグルグルと回って遊んでいた。釣りをしている竿先のすぐ近くに背ビレを出して大きな水音を立てるものだから、仕掛けがイルカにからまないだろうかと心配になる。それよりイルカのような大型生物が泳ぎ回っているような場所で魚が釣れるんだろうか?と不安になったが、メバルもカサゴもイルカがいても頓着しないようで、ちゃんと釣れた。
イルカの次にこんなものまでいるんだと驚いたのがウィリーを信じる心を失った釣行で剣崎沖をプカプカと浮いて漂っていたウミガメ。泳いでいる風ではなく、本当に海面に浮いていた。カメラの望遠機能があまりよくないので小さくしか写せていないが、頭が向こう、船の方にお尻を向けている。人間の大人が甲羅に跨がれそうな大きさだ。泳いでいるわけではなく、どうして浮いてられるんだろうと、例によって科学音痴なことを考える。どうやら肺に空気を目いっぱい取り込むと比重が海水より軽くなって海面に浮いていられるようだ。肺呼吸なのでときどき海面に息つぎをしにくるらしい。
著者: へた釣り