釣りに行ったあとに反省会をしている人たちをSNSでよく見るが、へた釣りは反省会には参加せずに反省文をブログにしたためる。6月のイサキの最多記録更新を狙った尺イサキ5+クロムツ+クロダイでドヤッ釣行は意気込みだけが空回り。海や魚に釣り方をフィットさせることを怠った。
6月4日のイサキ開幕戦2017で数釣りシーズン用のステイ時間をほとんど取らない速いシャクリが通用して開幕時期にしては好釣果の40匹も釣れてしまったのが勘違いの始まり。今年の剣崎沖のイサキは群れが大きく、活性も高いので速いシャクリにリアクションバイトしてくると思いこんだ。これならいけると月別の最多記録の更新を狙うと宣言したのだが……。
2戦目は思ったように数を伸ばせず21匹まで。このときはお立ち台での釣りで波の上下でシャクった後に仕掛けを上手く止めることができず、魚がウィリーに触った感触はあるのに針掛かりさせられず。魚は速い動きのウィリーに反応しているので数を伸ばせなかったのは席のせいにすることに。今思えば、波の上下で仕掛けが安定しないならシャクる速度を落とし、ステイ時間を長く取るのが基本。でも、62匹釣って6月の最多記録を更新したいという欲に取り憑かれて修正できなかった。
そして3戦目。今思うと3戦目の活性でも62匹は十分に狙えた気がする。2戦目同様、釣り方を海の状況や魚の活性にフィットさせずに、数釣りが見込める速い釣り方に固執して数を伸ばせなかった。自分のやりたい釣り方に魚の方が合わせてくれよと注文をつけるのは……どう考えてもあかんよね。早い段階でタナで長めに待つという釣り方に切り替えられていれば……。シーズン初期のイサキの釣り方メモに「仕掛けを長めにしてビシの窓は少し開きめ、待ち時間は3秒~10秒くらい。タナを決め打ちできているなら魚信があるまで待つのもあり」と自分で書いている。分かっていることをできない人を下手という。
著者: へた釣り