明日は毎年参加している羽田・かみやのメバカサ釣り大会。大会前日は特餌だの、秘密兵器だのをあれこれ仕込んで無駄な足掻きに勤しむのが恒例だが……今回は無策の策でいく。と、書くと格好いいが、早い話が何も思いつかなかった。今季メバル釣りは2回しか行ってないんだもん。
釣りに関するアイデアは、今回釣行でこうだったから次回はこうしてみようという積み重ねでしか生まれない。積み重ねると同時に取捨していったアイデアを「技」、海況によってどの「技」を繰り出すかを整理できたら「引き出し」って言うんだと思う。へた釣りの場合、くだらないアイデアだけはたくさんあるが、腕が追いつかないのでちっとも取捨が進まず「技」にならない。当然「引き出し」に整理することはできず、頭の中はいる物かいらない物か分らない物で溢れるゴミ屋敷。釣行を重ねてもそうなのに、2回しか行ってないメバル釣りでアイデアをひねり出したところで……どうもならんし、むしろマイナスに働くと思う。というわけで無策の策。
釣りに関しては、無策の策というのが大当たりすることがある。釣り方は分かっているつもりなので、あとは基本に忠実にあきらめずに釣り続けていれば……海の神様が微笑んでくれると信じる。無策の策を選んだ以上、信じるしかない。数は手返しのスピードで全く太刀打ちできないので型狙い。大潮なのでメバルの良型よりもカサゴ狙いが正解なんだろうが、大会だからカサゴを狙うのではなく、いつも通り良型(できれば悲願の尺!!)メバル狙いという方針は変えずに臨んでこそ無策の策か。
著者: へた釣り