簡単に釣れすぎるから飽きることはあっても、ちっとも釣れないからといって懲りることはない。正確には釣ってる最中は懲り懲りしてるんだけど、一夜明けると……。オニカサゴでボウズを食らい。あか~んとヘコみまくった次の日に、竿を買いに行く。「DEEO TSG 100-170」を入手する。
北海道の根魚五目用に買った「ディープゲーム 120-180」をオニカサゴにも使っていたのだが、初釣り凶釣行で、竿先に魚信が出るのを見ていたデカッw船長から「硬すぎる」と指摘される。硬すぎて魚信を弾いているし、十分に食い込ませるまで穂先が追随してくれないので前魚信だけあって餌を吐き出されているのかもと自分でも感じていた。「フィルダーアジ」という5:5調子の柔らかめの竿に変えたこともあるのだが、今度は誘いの操作性が悪く、魚信を出せないので、結局ディープゲームに竿を戻したという経緯がある。
オニカサゴ用の竿によく勧められるのが、ヤリイカ竿。でも、軟体動物恐怖症なので、今後やる予定のないヤリイカ用の竿は買いたくない。次に勧められるのがビシアジ用の竿。これも年に1回やるかやらないかなので、フィルダーアジがあれば十分である。で、目星を付けたのが「タチウオX」。タチウオ用の竿は持ってない。錘負荷~120号だし、「アマダイ・オニカサゴ・イサキ・ハナダイなどに使用しても十二分に活躍する」と書いてある。タチウオ兼オニカサゴに使えるなら悪くないかもと考えた。値段も1万円強なので買いやすい。
上州屋・渋谷店に行く。「タチウオX 180」に120号のオモリをぶら下げてみると思ってたより胴から曲がってしまう。曲がりの頂点が手元に近くなるので持った感じも重く感じる。ヤリイカ竿にも120号のオモリをぶら下げてみたが、竿の挙動が明らかに違う。これは選択ミスかなぁと思いつつも、タチウオXの箱には対象魚の1つとしてオニカサゴと書いてある。どうしよう?としばし悩むが、ダイワを信じることにしよう! オニカサゴに使えなくてもタチウオには使えるから出番がないってことはないはず!! と、レジに持って行く。レジで、折よく店員さんと目が合う。既に会計が終わりかけているが、不安を残したままだと気分が悪いので、「これ(タチウオX)で120号のオモリをぶら下げてオニカサゴやるつもりなんですが、大丈夫かな?」と聞いてみる。
「う~~ん、厳しいかも。魚が掛かって折れるってことはないですが……」。明らかにお勧めはできないというニュアンスが伝わってくる。それではオニカサゴ用にお勧めの竿はどれ? 店員さんに持ってきてもらったのが「DEEO TSG」。120号のオモリをぶら下げてみると、そうそうこんな感じって具合のちょうどいい曲がり方をしてくれる。対象魚に「アジ・ヤリイカ・スルメイカ・オニカサゴ・アカムツ」とあるのも心強い。店員さんのお勧めは「120-170」というモデルだったが、対象魚にタチウオを含む「100-170」という少し柔らかめの方を選んだ。
1月18日は、かみやのオニカサゴ釣りプチ大会。2隻30名で1匹の長さを競う。特餌(のはず)の御用水産のカツオのハラモを持って行く。竿は上州屋・渋谷店店員さんお勧めのDEEO TSG 100-170。仕掛けはサンスイ海づり館で教わったオレンジ色の極ムツ18号。釣り方はデカッw船長に教わった。死角はない。竿を握っているのがへた釣りだってこと以外にはw
著者: へた釣り