二籤目はシンプルな仕掛けでと書いておきながら、また余計なことをあれこれと。昨シーズンからサンスイのオニカサゴ仕掛けが気になっていたので、海づり館に突撃し、夜光オレンジ針の仕掛けを買った。ついでに、店員さんにオニカサゴの釣り方を聞いてきた。釣れない理由は……。
他の釣りだとうまく釣れなくても次はこうやってみよう、こんな工夫をしてみようという邪道の糸口を得られることが多いのだが、オニカサゴに関しては「あ~あ、今日もボウズだった」で終わってしまう。釣ってる人は釣っているのだから何かコツはあるはずなのだが……何も掴めない。オニカサゴ釣りの名人がいそうなとこ…渋谷・サンスイ海づり館でオリジナルのオニカサゴ仕掛けが売られていたのを思い出す。仕掛けを買いに行くついでにオニカサゴ釣りのコツを聞いてきちゃおう。
「サンスイオリジナル鬼カサゴ仕掛」は夜光オレンジにコーティングされた針が使われているのが特徴。「深場ではオレンジが強い」そうだ。水深100メートルくらいのウィリーでもオレンジはアタリカラーになることが多いので、深場にオレンジがいいというのはなんとなく納得できる。仕掛けは何種類が売られていたのでどれを買えばいいのか、悩む。分かってないのに悩むのは時間の無駄なので、ここは素直に「どれ持って行けばいいの?」と店員さんに聞いてみた。
まずは、親子サルカンが付いた仕掛けで始めてみて「針が底を引きずっているような感触があった場合は、親子サルカンではなく回転ビーズを使った仕掛けに変えるとよい」んだそうだ。「底を這っている餌にはオニカサゴは食ってこない」と教わる。回転ビーズで枝スを出してある仕掛けは「緩潮用軽量仕掛」として売られていたので、親子サルカンのノーマル仕様と両方購入した。換え針を作って持って行くことを勧められたので、夜光オレンジのバラ針も買う。下針は針が痛んだらハリスを詰めて交換。枝スはあらかじめハリス35センチで針を結んだ物を何本か用意しておけばいいと教わる。
「1万円も払って船に乗ってるのに4回連続でボウズなんですよ~」と言うと、店員さんが気の毒がって釣り方をレクチャーしてくださる。大事なのはタナ。仕掛け長1.8メートルのサンスイのオリジナル仕掛けなら底から70センチ切るのが正解。「竿を海面に向けて竿先に錘の重さを乗せてから70センチスーッと竿を持ち上げる。これだけです!」。これだけって……似たようなことやってるつもりなのだがw 怪訝な顔をしていると、「シロムツが釣れてません?」。シロムツが釣れるとタナが高すぎるって証拠なんだという。でも、シロムツはオニカサゴ狙いで釣ったことはない。う~~~む。
「誘い方などで差がつくことってありますか?」。「誘いはあまり考えずに、マメに底を取り直してタナを合わせるって動作が十分に誘いになりますよ」。30秒なら待ちすぎのようで、20秒に一度はタナを取り直すといいそうだ。休まずマメにタックルを操作するのは得意なので、20秒ごとに底を取り直すことにしようと決める。今週末に予定しているオニカサゴおみくじの二籤目は、サンスイの仕掛けと店員さんに教わった釣り方を信じて大吉狙って頑張ってみよう♪
著者: へた釣り