マゴチ釣りは釣れた数/魚信の数の打率で苦戦してきたが、ここ数回の釣行で打率5割はキープできるようになってきた。次のテーマは、たまたま魚信が人より多いではなく、計算して魚信を出すではないかと思う。潮の速さを把握して、タナを変える必要があると思うのだが…難しい。
デカッwなマゴチだがへた釣りにとっては大きな一歩である釣行は4打数(3だったかも?)で2安打だったので、打率という点ではまずまず。ただし、潮止まりから上げ潮に転じてからは、全く魚信が出せないという状況に陥った。マゴチ釣りのタナの基本は餌が海底すれすれを泳いでいるようにすること。目安として通常は仕掛け長-50センチ。潮が速いときは仕掛け長の半分。潮が遅いときは仕掛長-20センチくらい底を切るとされている。ここで問題。潮の速さってどうやれば分かるの? 潮流予報図をみればその周辺のおおよその潮の速さは分かるんだけど……ピンポイントでの潮の流れ具合は把握できない。
潮の速い遅いは道糸が入っていく角度で分かるものだと最初は思っていた。実際には、マゴチもそうだがアンカーを打たないエンジン流しの釣りだと道糸の角度は潮の速さと関係ないものらしい。船は風の方向に舳を向けて、船長の操船によって潮の流れと同じ向きと速度で流れていく。理想をいえば常時道糸は海面にまっすぐ入っていく状態をキープしていることになる。道糸がまっすぐにならないのは、潮の影響ではなく、風の影響であることが多いらしい。でも、船長が「潮が速すぎる」と苦戦しているときはラインが斜めになっている気がするしなぁ~。
潮の速さが分かりやすい釣りもある。LTアジやウィリーなどは比較的分かりやすい。シャクったときのコマセの減り具合で、今日は潮が速いんだなぁ~、あるいはほとんど潮が動いてないなぁ~と認識できる。ウィリーなどではシャクったときに腕に伝わる重さで潮の速い遅いを認識できることもあるし、同じポイントで垂直に糸を入れていても、水深によって潮の速い場所と遅い場所がある。魚は潮の速い深さにいることが多く、シャクってピタリと止めるという動作もやりやすいので、潮が速いと感じる水深を覚えておくのが釣果を伸ばすのに大事なコツだったりする。
マゴチ釣りをしていると、ときどき船長から「潮流れてないので、仕掛けを多めに底から切ってね」とアナウンスされることがある。とすると、アナウンスがない間は、底を仕掛け長さ-50センチ切る基本のタナでいいってことか? でも、みんながみんな同じタナを攻めているのなら、魚信の数に偏りが出すぎているような気がしてならない。へた釣りは結構魚信の数だけなら多い方という自負があったのだが、これはとにかくマメに(10秒~長くても15秒で)タナを取り直しているから。マゴチに関してはタナを取り直した瞬間に魚信が出ることが多い。逆に同じタナで20秒も30秒も粘っていたらへた釣りの場合、ほとんど魚信を出せないってことになる。
ところが、置き竿や座ってのんびり釣っている人が魚信を出せている時合いに、1人だけおいてけぼり~になる体験を江戸前サーキットマゴチの部ですることに。潮の速さを読んで、タナを調整するという作業を1人だけできてなかったような気がしてならない。次にマゴチ釣りに行くときは船長の近くに釣り座を決めて、マメに現在の潮の速度(ノットという聞いたことはあるけどよく分からない単位)を確認しながら、魚信を出せるタナを探してみようと決める。潮が速い、普通、遅いの3段階ではなく、何ノットならこのタナという相関を作れれば、魚信を増やせるだろうし、潮の速さを数値で認識することによって、船長に聞くまでもなく、潮が速いか遅いか(だいたい何ノットの潮か)を察知できるようになれるデータを集められるような気がする。
著者: へた釣り