6打数4安打で56センチのまずまずサイズも出て2013年のマゴチは開幕した。2010年秋に羽田沖で始めたので、今年で4季目。そろそろ一通りの基本は理解してなきゃいけないはずなのだが…ちっとも上達してないし、知らないことが多い。いきなり目から鱗の新しい発見もあったのでメモ。
マゴチ釣りに関しては、比較的魚信はよく出せる方である(その割には開幕戦2013で苦戦していたけどw)。魚信の出し方はマメなタナ取り(10秒に1回くらい)、タナを4、5回取り直したら大きく竿を持ち上げてマゴチに上から落ちてくるエビをアピール。この繰り返しだ。他の人に魚信があって、自分にないときはタナがずれていると考えて、タナを変えてみる。潮が速そうなときはタナを10センチ刻みで低く、潮が遅そうなときは逆に10センチ刻みで高くしていく。へた釣りの抱えている問題は魚信を出すではなく、いかに針掛かりに持ち込むかとバラシを減らすか。マゴチ釣りで打率(釣った数/魚信の数)にこだわっているのは上手な人に比べて打率が低いから。開幕戦でいくつか気付いたり、教えてもらったことがある。マゴチ釣りをやっていれば知ってて当たり前のことみたいだが…へた釣りには目から鱗だったりw
最初の魚信があったとき、背後から土田キャプテンの「両手で! 右手を添えて!!」という指示が聞こえた。ウィリーでもウキ釣りでも片手で竿を持ってアワセ、もう片方の手はリールのハンドルに軽く添えて臨戦態勢を整えておくという習慣が身に付いていたため、両手を使って強くアワセるという発想がなかった。両手を使うのは竿をのされそうになったときだけ。もう1つ竿先を海面に向けてアワセの動作で頭上まで竿を持ち上げないってのは、横でアワセ損なった人のラインの動きを見て納得した。竿水平から頭上まで竿を持ち上げてアワセを入れると、竿を持ち上げ切ったところで糸吹け(ラインのたわみ)が出てしまう。ラインが緩んだ瞬間に針が外れてしまうことが多いようだ。アワセは海面方向からせいぜい竿尻が目の高さくらいまででキメなきゃいけないものらしい。強く鋭くアワセるのに両手を使った方がいいってことなんだと思う。
前魚信は出ているのに待っても待っても本魚信、ひどいときにはグッグッな中魚信にも発展しないときは、竿を持ち上げて(ハリスを張って)マゴチのやる気スイッチを入れてやる。実はこの方法、昨シーズンの途中から気付いてやっていたことだがすっかり忘れていた。ゆっくり持ち上げた竿にグッグッという手応えが伝わってきたら竿はそれ以上持ち上げない。リールを巻きながら竿を海面に向けて下げいきアワセる臨戦態勢に戻るとアワセ損ないが少なくなると教わる。へた釣りは教科書通りの魚信の出方がするマゴチとイレギュラーな魚信を出すマゴチがいると解釈していたが、ハリスの張りをコントロールすることで、魚信を教科書通りのパターンに正すことができるってことを知った。竿先に出る魚信の出方に間が空いたり小さいときは餌を食い逃げされる前に竿を少し持ち上げるように心がけよう。
船での釣りって竿は水平に保ってやり取りするのが基本だと思っていたがどうやらこれは間違い。磯竿で魚とやり取りするのと一緒のように竿をなるべく立てて、竿の弾力で魚の抵抗をいなしながらやり取りする。この方が巻き上げ中のバラシの危険性を大幅に減らせるようである。竿が水平の状態って堤防での釣りでは竿をのされている状態なわけで、竿を立てられるものなら立てるのが正解ってこと? とすると、これってマゴチ釣りに限らず、ドラグが滑るような大物を相手にするときは、竿を立ててやり取りした方がいいってことなんかな? ヒラメやワラサのときも竿立てた方がいい? それとも先調子のマゴチ竿だから竿を立てる? よく分からないので今度行ったときに聞いてみよう。
著者: へた釣り