噂のがまかつ新針「競技カワハギ」ゲットだぜ!とはしゃいでいたら、記事を読んだ釣友の1人から「がまかつもやっとダイワのカワハギ針のラインアップにそろえたんだね」とツッコまれた。彼はカワハギ針はダイワが最高と信じている。へた釣りはがまかつこそが最強と信じている。
へた釣りがダイワの針を買うのをやめてがまかつの針だけを使うようになったのは、2年前。カワハギ釣りを始めた年のことだ。三浦・野比海岸から仕立て船でカワハギ釣りをした。この日はカワハギの活性が最悪な上に船頭の腕もかなりまずかった(カワハギ釣りなのにアミコマセを使えと言われた)ので、釣れるのはベラばかり。そんな中、へた釣りの針に貴重なカワハギの魚信が! アワセにも成功し、カッカーンと大きく竿を叩くような引きに混じって、時折グーンと竿先を持っていかれる。30センチ超が期待できる大物の手ごたえ。もうすぐ顔が見れると思ったあたりで急に竿が軽くなる。バレた?とがっかりしながら仕掛けを回収すると、ハゲ針5号のフトコロの部分でポッキリ折れている。
そのとき使っていたのが「D-MAXカワハギ HOOK」だったので、ダイワの針は縁起が悪いと使わなくなってしまった。昨年は1年間通してがまかつの針を使ったのだが、根掛かり以外で針が折れたことはない。ハゲ針は折れやすい形状だし、折れるものということは分かっているのだが、それでも折れないがまかつの針が大好きになった。
ダイワのD-MAXカワハギには、4種類の形状の針にそれぞれ太軸タイプが用意されているので計8種類売られている。一方のがまかつのカワハギ針は「競技カワハギ」が速攻・くわせの2種類、「鬼攻カワハギ」が速攻・のませの2種類で合わせて4タイプ。釣友が「がまかつもやっとダイワのカワハギ針のラインアップにそろえたんだね」と言っていたのはそのせい。がまかつに太軸タイプがないのは折れないからwww がまかつのカワハギ針の特性と使い分け方のヒントが見えてきたような気がする。
鬼攻カワハギ 速攻=HOOKハゲ針タイプで、カワハギ釣りでは最もノーマル。もっともオーソドックスな釣法であるタタキ・タルマセ・ゼロテンション→聞き上げで釣るときはハゲ針タイプが最も実績が高い。カワハギの口を貫いたらバレにくいのがこのタイプ。
競技カワハギ 速攻=WIDEHOOKハゲ針タイプだが、ふところの開きが大きくなっている。ワッペンサイズにも強く、吸い込まれやすく、吐き出されにくいのが特徴。活性が高く大小問わずカワハギが餌に猛攻をかけてくるときに掛け合わせていくのに便利。宙釣りでは実績が高いようだ。
鬼攻カワハギ のませ=MULTI丸せいごタイプで、へた釣りはハワセで(タルマセの一番下の針として)使うことが多い。吸い込まれやすさは、ハゲ針タイプよりも圧倒的に上だし強度も上。実際、カワハギに針を飲まれてしまうことも。大物はこの針に掛かって欲しいなぁと願う。
競技カワハギ くわせ=SPEEDハゲ針と丸せいごの中間のような形状なので、最も汎用的に使える針なのかも…と想像しているが実は使ったことがない。カワハギが暴れただけで深く刺さりこみ、強めの巻きアワセでしっかり針掛かりするのが特徴のようだ。ハゲ針系よりも強度は強いはず。
いろいろ使ってみたいので次回釣行では下から、鬼攻カワハギ のませ、競技カワハギ くわせ、競技カワハギ 速攻で初めてみようかと思っている。ナノ・スムース・コートを採用した鬼攻カワハギシリーズって出ないんだろうか?
著者: へた釣り