30センチという目標には10%OFFだけど、なんとかイサキと呼べるサイズも釣ったし、4回の釣行で釣れた数も一応右肩あがりで伸びている。もっとうまくなりたい。たくさん釣りたいし大きなイサキをゲットしたい。LTイサキ釣りに残された改善点を下手なりにいろいろ検証してみる。
4週連続で通っている金沢八景・一之瀬丸のLTイサキ船。そろそろ人並みには釣れるというレベルに達したいのであるが、自己最高のイサキ25匹を達成した日の竿頭は62匹。上手な人の半分以下の釣果なわけで、とてもじゃないが人並みには達していない。シャクリ方を教わり、オマツリの回避法を研究し、それなりに効果をあげてはいるのだが、何が足りない?
■上手な人はコマセをほとんどお代わりしないものらしいまずはコマセカゴの上穴の開放をどれくらいにしたらいいのか? 船長からの指示は、「下は全閉、上は1/3開」だったのだが、これではへた釣りのしゃくり方では、例えば指示タナが「18メートルから10メートル」だと、上の方ではコマセは品切れになっている。ウィリー釣りはコマセで魚を寄せてという釣りではなく、コマセは魚にウィリーの存在を気付かせるためにほんの少しだけ撒けばいいらしい。とはいえ、コマセなしでは魚信がなかなかでない。
上手な人はコマセのお代わりをほとんどしないものらしい。「午前中にコマセをお代わりする人は釣れない」とはっきり書いてある船宿もあるし、「一シャクリでアミエビが10粒もこぼれれば十分」という人もいる。8メートルを50センチ刻みにシャクったとしても、カゴにコマセが十分に残っている方がいいようである。というわけで、コマセカゴの上穴の開放は1/5以下。こんなんでコマセ撒けてるの?って不安になるくらいの方がいいようである。
■力まない。シャクった竿は降ろさずにソフト&スムーズ夫婦で釣行していた人たちに船長が言った「奥さんの方が力がない分、シャクリが上手」というのも重要なヒント。とにかく竿を持ち上げるときに力を入れてはいけないようだ。もう1つ「シャクった竿は降ろさない」とも船長は言っていた。フワリと持ち上げ、竿位置キープ。リールを巻きながら竿を下げるという一連の動きを規則正しく繰り返すのが釣果を伸ばすコツらしい。
中乗りさんには、指示タナを全部探るのではなく、ある程度タナを絞った方がいいと言われたが、移動直後のポイントでは広く探った方がいいみたいだ。魚信があったタナを念入りに攻めるためにはまずはどのタナで魚信が出るかを見つけることが重要なのだ。大物が欲しいから上の方、魚信が欲しいから下の方というへた釣りの考え方は完全に間違っているとようやく気付く。
■魚信が出るいいウィリーとダメなウィリーの違いって?サバなどの青物が釣れて、オマツリ回避のために強引なやり取りが必要なときを除いては、クッションゴムはいらないんじゃないかと思い始めてきた。ウィリーの仕掛けのハリスは1.5号~1.75号くらいのことが多く、ドラグをガチガチに締めてないのであれば、ハリス切れはしないはず。ならば魚信を取りやすくするためクッションゴムはいらないような気がする。実際、クッションゴムを外すと取れる魚信の数は増えた。
もう1つの悩みは「いいウィリー仕掛けじゃないとね」という船長のお言葉。へた釣りはなるべく船宿仕掛けを使わないようにしている。ある特定の船での釣り方を覚えてもほかの船だとさっぱりという習得すべきスキルの偏りを避けるためである。船宿仕掛けを使っている人とオマツリをしたときに船長オススメのいいウィリーってどんなのだろうとチェックしているが、使う使わないは別にして1回購入してじっくり見てみようと考えている。
著者: へた釣り