6月最終週半ばから東京湾奥出船のLTアジ船の釣果報告のポイントが横浜~本牧沖から中の瀬に移ってきた。大爆発という釣果ではないが、多い人なら30匹以上は十分に狙えるようになっている。へた釣り待望のLTアジ・シロギスリレーもそろそろ開幕と思っていたら……あれれ?
アジ釣りは深場で大物を狙うビシアジ命の人と、浅場で1匹1匹のアジの引きを楽しむLT派に分かれる。ビシアジ派の人は「浅場は型がでないからそんなのたくさん釣っても楽しくないでしょ」と決まって言うが、130号のビシを振って電動リールで巻きあげるよりも、ライトタックルの竿先が水面に突き刺さり、トリプルともなればドラグが滑り出す浅場のアジの方が個人的には好みに合っている。
■アジがまったりしているときに人が釣られてまったりしない!!ところが比較的釣果が安定しいているビシアジに比べ、浅場のLTアジは前日釣れていても当日は全く魚信がないこともある、当たり外れの激しい釣りだ。船釣りなので船はアジの反応の上に着く。あとはコマセを切らさずにアジの群れを居着かせ、活性を上げていくのだが……コマセが効かずに群れ消滅。反応は残っているのにアジにやる気なしで釣ってる方もまったりしているうちにやっぱり群れ消滅。アジがまったりしているときに釣り人が釣られてまったりしないというのがLTアジの鉄則だと思うのだが、暑い最中に魚信が遠いと置き竿にしちゃう気持ちも分からないでもない。
冒頭にあれれ?と書いたのは、羽田・かみやから7月3日に出船したのLTアジ・シロギスリレー船の釣果がアジ0~9匹とおもわしくなかったから。LTアジの釣果がよい日は、乗船人数がそこそこあってコマセがしっかり効いている。少し波っ気があり底まで撹拌されている。邪魔なイワシやサバの群れがいない。この日は波っ気もほどよくあったし、乗船人数13名なのでコマセも効いていたはず。ところがコマセが効きすぎたようで、小サバのラッシュに苦しんだみたいだ。「アジが食う前に小サバが釣れちゃう感じ」とあるので、よほど小サバが元気だったのだろう。一方のシロギスは、リレー船で半日の釣果なのに、18~87匹と絶好調。まさに入れ食い状態だったようである。
著者: へた釣り