脂の乗りが足りない魚は油を足して食べる。タチウオはポンコツだけど頑張って9匹。アマダイはちっちゃ!!で釣れた25センチ前後のアマダイ3匹は、松笠揚げにして食べるつもりだったが、なぜかウロコが逆立たず松笠揚げにならない。ただのアマダイの空揚げになってしまった。どうして?
30センチに満たないアマダイの食べ方で一番美味しいと思うのが松笠揚げ。ほっくりと揚がった白身とクリスピーに揚がったウロコは食感に変化があって大好物だ。釣趣という点では25センチ級のアマダイは重量感不足で引きも弱いので今一つだが食味は悪くない。水深100メートルくらいから釣りあげたアマダイの多くはリリース不可のため小さくても美味しく食べられる方法があるのはうれしい…はずだったが、なぜか今回に限って松笠が上手く開いてくれずただの空揚げになってしまった。油の温度のせいかな?と思い、2日めは温度を上げてもらったがやはり開かず。どうしてだ?
タチウオは指3本がレギュラーサイズだったが遅れて旬がやってきているのか脂の乗りはばっちりでバーナーで炙るとジリチリと皮際の脂が焦げる音と香りが立って食べるまでもなく美味しいのが分かる。炙り刺しだけだとあまりたくさん食べられないのでアマダイの松笠揚げ(失敗したけど)のついでに大葉やゴマをまぶして変わり揚げにもしてもらう。お供は「文佳人 純米 秋あがり」で。
著者: へた釣り