釣れなくても別に~というほど釣りを達観できていないので、なんとか釣れる方法をと船上で足掻く。アラフォーイシダイゲットでなんとか釣行では船長からの「シャクらない方が…」という指示を無視してシャクって釣るしか方法が見つからなかったが、陸で冷静になって答え合わせをする。
どうやらゆっくりすぅっと竿を持ち上げ続けるという釣り方でよかったようだ。間違えていたのはビシのコマセの出具合の調整。シャクったときだけコマセを出したかったのでFLビシの調整は下窓は全閉で上窓は半分くらい開けていた。これで指示ダナをシャクって2往復するとコマセが少し残ってきた。イシダイ釣りのコマセカゴの調整はすぅっと竿を持ち上げているだけでオキアミがポロポロとこぼれるくらいが正しいらしく、エサ取りが活発なときは、付けエサが取られてしまっていることが多く仕掛けを落としなおすことはないので、一度タナを探ってコマセが少し残るくらいの設定にすればよいようだ。下窓を海水が通るように少し開け、上窓は全開かな? 潮の速さでコマセの出具合は変わるので上窓で微調整していくことになる。
竿を頭上まで持ち上げてしまうと再度穂先を海面に向けるときにラインスラッグが発生しやすく魚信を逃すことになるし、竿が頭上にあるときに魚信があったらどうするの?という問題がある。竿先海面から水平位置までをゆっくり聞きあげるが正解な気がする。水平位置に竿が来たら素早くリールを巻きながら竿を海面に向け途切れることなく聞き上げの動作に入ることで仕掛けを海中で遊ばせずに聞きあげ続けることができる。次回釣行ではまずはこの釣り方を試してみようと思う。イシダイは待ち長めのスローなシャクリで釣れているので、カイワリやイサキのようにコマセに突っ込んできて素早く動く物にリアクションバイトしている感じではない。竿を持っているとシャクってしまいそうになるなら置き竿にして超スロー巻き上げで釣れるかどうか試してみるのもあり?
著者: へた釣り