大きなアジを狙って釣る方法ない? ある?と書いたら、いろんな助言をもらえた。名人さんの言うことなのでいずれも金言であることは間違いないが、教わったことをできるかというと…できないのがへたという生き物である。3日ほど考えて至った結論は、いつも通り釣る。無策が最善の策。
大アジ釣りの金言その1。「タナは低め」。この意見は多くの人から言われた。大きなアジは警戒心が強くて底から離れないから、仕掛けが底を這わないギリギリを狙うって感じなのかな? でも、アジ釣りにとって低めのタナは禁忌というイメージがへた釣りにはある。魚信が出ても微妙な魚信のことが多く、タナが低いと掛かりどころが悪くバラシが増える。そのためアジ釣りは魚信が出るなら可能な限り高めのタナで釣ると決めているので……大会のときだけ底狙いは付け焼刃すぎてたぶん無理。
大アジの金言その2。「えさはデカく」。これまたへた釣りがアジ釣りをする上で改善したことの全く逆なので弱ったなぁ~~~~っと。船宿でもらえる赤タンは大きすぎるので1粒を4分割して使っている。その方が魚信の数が明らかに増えたし、どうしてそうなるのかは説明できないが、針の掛かりどころもよくなったように感じる。へた釣りがアジ釣りでそれなりな釣果を出せるようになったのは赤タンを小さくすることを覚えてからなので……これまた採用しにくい。
大アジの金言その3。「動かさない」。あはははははははは…それは無理。アジ釣りだけでなく、動かさない、動かないってことが船上でできるようになったら、もうちょっとは釣りが上達している。動きまくるというのは、これはもう習性のようなものなので、「動かすな」と言われたらそんな釣りはやめる! もちろん、置き竿用のロッドホルダーなんて絶対に持っていかない。
てなわけで仕掛けの長さをいつもの210センチの物より30センチだけ長い240センチの物も用意しただけで、あとはいつも通りに釣る。数を釣れば大きいのが混じる確率が少しくらいは上がるはずという方針で臨む。数を釣っても大きいのは全く釣れてないのでそんな方針ではダメだってことは分かっているのだが、大会のときだけなにかやって上手くいった験がないので、「無策」が最善の策だと思う。
著者: へた釣り