マゴチ釣り……スッポ抜けの原因の半分は針先が甘くなっているせいで起きているように感じる。マゴチの硬い口を貫き、しっかりと針がかりさせるには、針先の甘くなった針を使い続けるのは禁物。1匹釣ったらハリスを詰めて針交換が悔しい想いをしないために必須なのではないかと。
マゴチ船に乗っていると、船宿で市販の仕掛けを買っている人が意外と多い。200円で2セット……でも、もしツ抜けが狙える大当たりの日にあたったら……2セットしか仕掛けを持ってない人の釣果は最高で4匹どまりではないかと思う。マゴチの硬い口を貫いた針は、1匹釣っただけで(大物なら特に)針先が爪を滑るようになっている。同じ針で2匹も釣ろうものなら確実に針は釣針として用をなさなくなっている。エビ餌やハゼ餌を付け変えているだけでも針先が甘くなりはじめていることがあるので注意!!
へた釣りは、エビマゴチ釣りにがまかつのマゴチ針16号を使っている。9本入って200円。これにフロロ4号を巻くのだが、マゴチ針は大きいので、今まで針なんて自分で巻いたことがないって人の練習用にぴったりだったりする。オススメの結び方は内掛け結び。あまり上手に巻く自信がないって人でも、比較的強度が安定している巻き方だ。
動画を見て分かる通り、ミチイトとスプールの結節などでやったことがあるであろうユニノットと手順は全く変わらない。マゴチの場合は、8~10回巻いておけばチモトで切れたことはない。チモト補強は魚信が減るだけなので必要なし。
ラインの締め込みを丁寧に行うのが悔しい想いをしないためのもう1つのコツ。「ラインシステム LSフィッシングプライヤーR(先曲がり)」ならラインの締め込みに必要な機能がどのみち釣りに持って行くペンチに付いているので、ちょっと高めだけどオススメだ。ハリスを最初2メートル20センチくらいで初めて、1匹釣れるごとにマゴチの口に擦れた可能性のある10センチくらいずつカットして針を巻く。2回針交換をしたらハリスの長さが2メートル以下になるので、ハリスを全部交換する。これで目指せツ抜け! 目指せ60upに不安はなくなる。
著者: へた釣り