マゴチでも、シロギス→夜アナゴでも酷いアカクラゲ禍に悩まされることがなかった。今年は東京湾内のアカクラゲは少ないのかもと油断していたら…猿島沖で下手をキワめる! 午後アジ5匹釣行でコマセを振り出すと高確率で触手がからみく。漂着が遅れていてアカクラゲ禍はこれから?
4月~6月に東京湾内に釣りに行くときはメラミンスポンジを持っていく。仕掛けにアカクラゲの触手がからむとその毒性を嫌がってか? あるいはハリスの存在を気付かれてしまうのか明らかに魚の食いが落ちる。メラミンスポンジで触手を丁寧に除去しなくてはならず、手返しがものすごく悪くなる。3分くらいかけてせっかくきれいにした仕掛けが次の投入ですぐに触手べったりだとメンタルをゴリゴリ削られていく。アカクラゲは7月になると姿を見ることが少なくなる。水温が高くなると死滅すると思われるので、死滅水温はと調べてみると17~20度くらいが適温でそれを超えると減ってくるみたい。
なんてことを調べていると、アカクラゲには「真田クラゲ」なる別称があることを知る。なんでも大坂夏の陣で真田丸に寄って徳川勢を退けた真田信繁(幸村)が、大量に捕まえておいたアカクラゲを乾燥させて粉末状にし毒ガスのように撒いたことに由来するらしい。吸い込むとクシャミをしたり、目に入るとそれなりに痛かった? どこまで本当なのか分からない話だが、物語で知る幸村らしいアイデアで面白い。
著者: へた釣り