仕掛けを自作するとき、なるべくなら手間を掛けずに簡単に作れる物をと考えているが、獲れていたはずの魚を逃すなど悔しい想いをすると、手間が掛かっても最高の強度を期待できる物をと方針が変わる。土佐カブラの結びコブは二重ライン8の字5回ヒネリにして絶対に抜けないように。
仕掛けを見せたときによく感心されるのが、枝スをすべて枝ス編み付けで出していることだ。想定外の大物が食ってきたとき枝スと幹糸の接続部分で切られることが多かった。幹糸の強度を落とす結び目をなくすために枝スはすべて編み付けで出すことにした。カイワリ用のウィリー仕掛けも4本の枝スはすべて編み付けてある。ハリス2.5号で53センチのマハタだって釣れたので仕掛けの強度には結構自信があった。
電車故障・潮超速・偏光グラス破損…ハードラックな1日で久しぶりに仕掛けのトラブルを経験した。昨夏からオキアミ用の空針ではなく土佐カブラを一番下に結んでカイワリを狙うようになった。尺級のカイワリでも問題なく獲れていたので、仕掛けの強度に問題なしと思っていたら、幹糸の結びコブがカブラの穴を通ってしまい、貴重な(カイワリだったかも知れない)魚を逃した。次からは幹糸の先端を二重に折り返してから8の字結びをすることにする。ハリス2号(冬の澄潮時使用)でも十分な結びコブの大きさになる。
著者: へた釣り