お正月のお雑煮に入れる具の分を残しておかなければならないので、4匹釣ったアマダイだが今回食べられたのは1匹だけ。1匹だけなら調理法は1つしかない。酒蒸しだ。アマダイの身の甘さを楽しむ。ホウボウは数日寝かせてお刺身で。アマダイに混じる冬のホウボウは大きいし旨い。
お刺身大好きで1匹しかいないならたいていの魚はお刺身で食べるが、アマダイは別。お刺身にしてその身に潜むほのかな甘みを探すような食べ方をするより、酒蒸しにしてほくほくとした身の食感と分かりやすくなった上品な甘みを楽しむ。30センチくらいと満足サイズではなかったが、酒蒸しにするならこのサイズでも十分美味しい。
シロギスのゲストで小さな物した釣ったことがなかったころ、どうしてこの魚を美味しいという人がいるんだろうとすら感じていたのがホウボウだ。白身の魚なので不味いわけではないが特に旨いとは感じていなかった。もっと深い水深で釣れる40センチ級のホウボウを食べてようやく確かに高級魚と納得した。アマダイのゲストで釣れる冬のホウボウは甘みが強く刺身で絶品だ。
著者: へた釣り