食いしん坊のついでに呑兵衛でもある。梅雨前のこの時期は爽やかな後口のお酒、高知・アリサワ酒造の「文佳人 夏純吟」の四合瓶を買い占めにならない程度に6本ほど買う。冷蔵庫でキンキンに冷やして、美味しい魚が釣れたときに祝杯として開けるのだが貧果続きで飲めてなかった。
今年の出荷は5月14日から始まった。すぐに注文して5月17日に到着。その週末は妻と一緒にLTアジ釣り。アジのお刺身でまずは一献と考えていたが、北海道の師匠に干物を送るとお刺身でできるサイズのアジは残らず。翌週はイワシメバル初体験で見事にボウズを食らったので2週連続のオアズケが確定した。辛抱できなかった。釣りを始めてから魚屋で魚を買うことはほとんどないが、例外が2つ。釣れるあてのないマグロとウナギだけはお店で買う。文佳人 夏純吟は脂が乗りすぎているくらい乗っている魚と相性がよいので大トロにするかウナギの蒲焼きにするかで悩んで、ウナギに。築地・うなぎはいばらで蒲焼きを買ってくる。半分は山椒だけ振って文佳人 夏純吟のあてに。残る半分はご飯にもたっぷりとタレをまぶしてうな丼に。すっきりと爽やかな酸味を残す文佳人 夏純吟とうなぎの蒲焼きの相性は相当いい気がした。来年は魚が釣れても釣れなくてもうなぎの蒲焼きを買っちゃうかも。
著者: へた釣り