茅ヶ崎・一俊丸のサイトに「2月1日より船上の喫煙は、所定の1ヶ所のみで可能となります」という告知が掲示された。愛煙家率が高いと感じる釣り人に対しても遂にかぁと驚いた。所定の場所でならタバコを吸えるので禁煙ではなく分煙。この動き、ほかの船にも広がっていきそうな気がするよ。
へた釣りは禁煙してただ今22カ月目。タバコを吸いたいという欲求はないので、愛煙家に戻るということはないと思う。ラッキーストライクというタバコを1日に2.5箱から3箱は吸っていた超ヘビースモーカーだった。釣りの最中ももちろん吸っていた。船上ですごす時間は7時間くらいなので1箱分くらいは1釣行で吸っていた。タバコを止めたからといって急にタバコの悪口を言うほど頭の作りが都合よくにできていないし、今でもタバコの香りは嫌いじゃない。むしろ好きだ。飲み会などでタバコの煙に囲まれ、自分好みの香りが混ざっているとちょっとうれしかったりする。吸わなくなったけどタバコは嫌いではないというちょっと変なスタンスだ。
船上は屋外でタバコの煙が散るので遠慮なくタバコを吸える場所の1つだと考えていたが、どうやらそれは愛煙家の思いこみのようで、「煙や匂いが不快」というのが一俊丸が分煙に踏み切った理由の1つになっている。ほかにも「灰が飛んできてウエアに穴があいた」というトラブルも例示されていた。確かにそれは揉めると思うし、船上でタバコを吸うなと怒る気持ちがよく分かる。へた釣りも一度だけ船上で喫煙を注意されたことがあるのを思い出す。横の人が船酔いしていたのに、頓着せずにタバコを吸っていたら、船酔いした人の同行者から申し訳なさそうに「タバコを止めてあげてほしい」とお願いされた。もちろんすぐにタバコを消したし、タバコを吸いたくなったら風下に行って吸うようにした。
一俊丸は当然だが商売として釣り船をやっているわけで、分煙はその方が商売が有利だと判断したから踏み切ったんだと思う。消費者としての釣り人は一俊丸の考え方に賛成なら分煙化された一俊丸にどんどん乗るべきだ。一俊丸が分煙によって客を増やせば、ほかの船も追随して分煙化の動きは広まっていく。逆に釣り座でタバコを吸いたい人は一俊丸には絶対に乗ってはいけない。釣り座でタバコが吸えない船が増えていくことを後押ししたことになる。世の流れ的には分煙派の方が優勢だと思うが、釣り船にもこの動き広がるのかどうか、すごく興味がある。
著者: へた釣り