長ハリスで複数本の針を出すときに、幹糸と枝スの結束部分を編み込んでおけば、仕掛け絡みしにくくなるし、たとえ絡んでも解きやすいことに気付いた。市販の仕掛けの編み付け部を解いてどうやって作っているのか調べて自作してみた。時間はかかるが、強度も高い気がするのでメモ。
長ハリスを使った釣りは、イサキ以外に手を出す予定は今のところない(イサキすらも挫け気味w)が、東京湾でもマダイはハリス8メートル~10メートルの2本針で狙うようなので、作り方を覚えておいて損はない。普通に枝スを結ぶよりも手間はかかるが、強度という面で20回編み込みしてある物が劣るわけがない。剣崎沖のイサキ釣りでも、盛夏になると、ソウダカツオや謎の回遊魚が回っていて普通の仕掛けでは枝スの部分から切れまくるということがある。1セットか2セットだけでも枝ス編み付け済みの仕掛けを用意していけば、ワラサやカンパチ釣れちゃうかもよ~~~。
幹糸(写真では黒の糸)、枝スの長さ+15センチ(25センチの枝スを出すなら40センチ)のハリス、編み込み用の添え糸を20センチ用意する。幹糸の編み込みに使う添え糸は余裕が持って20センチくらいあった方が作業しやすいぞ。
枝スの長さと枝スを出す位置を調整して、8の字結びで結束する。3本束ねての結束なるので、ゆっくりと8の字が均等に締まっていくように。枝スの端(針の結ばない方)にマジックなどで印を付けておくと、あとでどれがハリスの端糸か迷わないで済む。
添え糸を幹糸に対して編み込んでいく。最初は下から幹糸をくぐらせてハーフヒッチ、次は上からくぐらせハーフヒッチの繰り返し。頭の中で1、2、3、4…と数えながら作業する。奇数は下から、偶数は上から糸を通すことになる。20回(10セット)ほど編み込む。
幹糸への編み込み完成。コツは1回ずつ端糸を歯で引っ張って、しっかりと締めこんでおくこと。緩んでいる部分があると仕上がりが美しくないし、強度が落ちると思う。余った糸はギリギリで切っておく。
同じ作業を幹糸の逆部分にも行う。この辺りから、枝スの結束方法としては編み付けが最強かもという手ごたえを感じ始めるはずだ。枝スの結束部分が切れるということはないような気がする。
最後に枝スにも編み付けを行う。これまた20回(10セット)。枝スの根元部分が硬くなり、このおかげで仕掛けが絡みにくくなる。枝スに力を加えても結び目一点にピンポイントで力がかかるという感じではないので、強度は相当高いと思われる。
著者: へた釣り