ほかの釣りでは他人の言うことなんて全く聞かずに好き勝手やってるくせに、カワハギ釣りに関してはこうやらなくちゃ釣れないという固定観念に縛られていた? TKB43の予選で達人さんの釣りを見て、「超人達の技」でいろんなテクニックを学んで行きついた結論は…カワハギ釣りは自由だ!!
カワハギの微かな魚信を察知し掛けていく。感度優先で、集寄や中錘なしで余計な物を排除したストロングスタイル。これがカワハギ釣りの正しい姿だと思っていた。ある船宿の船長からそう教わったからだ。「余計な物は取ってよ~、魚信が取れなくなるし、オマツリ増えるだけだよ~」とマイクで叱られたこともある。
タルマセがしやすいように1号くらいの大きめの夜光ガンダマだけを付けて頑張ってはきたが、TKB43予選で見た達人さんたちや「超人達の技」に出演していた7人の超人さんたちは、もっと自由に発想して釣っている。目が覚めた! アサリの剥き身汁で本当に顔洗ったくらい目が覚めた! 出直せるような気がしてきたぞっ!!
宙から誘い下げで錘が底を切った状態で魚信を出したい。この方針は一応昨年から練習しているので変えたくない。この釣り方では魚信が極端に減るというのが悩みだったが、錘にブレードを付ければカワハギへのアピールになると教わり、さっそくブレード付き錘を用意。「快適船シンカーS」ならセンサーアイというアイが付いているのでそこにブレードを装着するだけと至って簡単。ブレードは一応、銀色のものと金色のものを用意した。
宙層からフワフワと竿先を揺らしながら下げていく。カワハギは上から落ちてくるキラキラするものに興味を引かれ、着底したらすぐ近くまで見に来る。誘い上げると…すぐ目の前においしそうなアサリの剥き身で、思わずパックリ。これが誘い下げ→聞き上げの肝らしい。誘い下げている段階でのカワハギへのアピールが重要だとすれば、ブレードだけでなくタコベイトもあり?と考えて、タコベイト付きの錘も作ってみた。これで魚信が増える(横で釣っている人よりカワハギに餌の存在を気付いてもらえる確率が増える)と信じたい。
著者: へた釣り