やることがない。一日雨の音を聞きながら部屋でぼんやり。一人でGWの暇つぶしスポットに出かける根性はない。仕方がないので宇佐美沖ウィリー五目で減ったウィリー仕掛けを補充。ほかにやることがないので誰も知りたくないのを承知の上でへた釣り印ウィリーの作り方を説明w
妻&子供たちが合宿に合流するのは5月2日の夜から。釣りかサーフィン以外に娯楽らしい娯楽がない宇佐美では海が荒れたら部屋に閉じこもっているしかない。せっかくの釣り合宿なのにぃぃぃいいいいいいいいいいと、荒れた海に向かって叫んでみたところで、風は明後日まで止まない予報。まぁ、明日は子供をどこかに連れて行ってやろう。子供がいれば暇つぶしには事欠かない。で、本日の暇つぶしはへた釣り印のウィリー仕掛けの製作。針山がうきまろなのは気にしないでねw
ウィリーは針にウィリー化繊を巻いて、吹流し仕掛けにすれば完成なわけで、説明することあるの?って思った人はこの先読まなくていい。手先が恐ろしく不器用でウィリー仕掛けを作れるようになるまで悪戦苦闘したへた釣りによる、小学校の工作が「もっとがんばりましょう」だった人のためのウィリー仕掛け自作法なのだ。
まず最初に針を外掛け結びで結んでしまう。先にウィリーを巻くとウィリーで巻いた部分とチモトの間に針が露出してしまって気持ち悪い。先に針を結んでからチモトぎりぎりまでウィリーを巻いた方が出来上がりがきれいで気持ちがいい。市販の仕掛けに付いているキラキラを付けたい場合は針を結ぶときに一緒に巻いてしまう。針の結束強度が落ちない?と心配になるが、30センチのカイワリまでは大丈夫だってことが確認されている。あとでキラキラを付けるよりこの方が楽だ。
針を結び終わったら先曲がりペンチに針を挟む。グリップ部に輪ゴムを巻いて手を離しても針がずれないようにしておく。このときウィリーを巻き始め巻き終わりたい場所を挟むようにする。ペンチに押し付けるようにウィリーを巻いていくと密に巻けるし、巻いている途中にずれて失敗することもない。チモトまで密に巻き上げもう一度巻き戻す。ウィリーは2本まとめて巻ける状態で売られていることもあるが、1本でしっかり巻いた方がきれいに仕上がる。アミエビに模すウィリーの場合は1本で巻いた方がサイズ的にもマッチしているように感じる。末端は固結びでOK。不安なら接着剤をたらしておく。マチ針などでウィリーの末端をほぐして好みの長さに切る。あまり大きくない方がいいように思う。
あとは吹流し仕掛けにしていくだけ。へた釣りは枝ス15センチで全長3メートルの4本針仕掛けを作る。1本目の枝スは110センチの位置から、170センチから2本目、230センチから3本目、4本目の針は幹糸の300センチの場所に結ぶ。枝ス、幹糸のそれぞれの場所に赤マジックなどで印を付けてから作業すると、枝スの長さがバラバラだったり、針の間隔が不ぞろいだったりはしないはずだ。枝スは5センチ、幹糸は20センチくらい余裕を持って切っておくと作業しやすい。
ビーズ類はお好みで付けるのだが、へた釣りのお気に入りは目玉付きの夜光チモトキャップと赤色のエサダマ。夜光チモトキャップは水深が50メートル以深のポイントで釣果がいいような気がする。なんとなくだがちゃんと目玉もあってアミエビや小魚っぽい外観になるので、これを付けただけで疑似餌としての完成度がグンッと上がったような気がする。実際に魚にどう見えているかは分からないけど……。
エサダマはチモトを赤く塗ると釣果がよいと聞いて付けてみたのだが、浅場で効果があるような気がする。よく考えればアジ釣りで餌のかわりに針に装餌するものなので、これが付いているだけで魚が食ってきてもおかしくないわけだ。それってウィリー?って気もするが、釣れる可能性が上がればいいと割り切っている。エサダマは湾曲している針に沿って刺すとうまく真ん中に刺さらないことがあるので裁縫用のまっすぐの針を使ってハリス側から通すのがお勧め。へた釣りはチモトまでこきあげて装着している。
著者: へた釣り