ゴールデンウィークは子供と一緒に釣りに行こうとオススメしているへた釣りであるが…この時期の東京湾は1つだけ気をつけなくてはいけないことがある。アカクラゲだ。別に海水浴するわけではないのに、と思うかもしれないが、仕掛けに絡まりついてくる触手に注意しないと痛い目に遭う。
最初にアカクラゲ被害にあったのは、2年前のLTアジ釣り。コマセを詰めようと仕掛けを回収してみると、ハリス(特に枝ス)に赤褐色のドロリとした物体が絡んでいる。ゴミだろうと思い指で取っていると指先がピリピリし始める。激痛ではないが、軽い火傷をしたような鋭角的な痛みが慢性的に続く。リアル触手プレイに釣る気が失せた! 親指と人差し指の痛みは2~3日ほど収まらなかった。アカクラゲは海中にギッシリいるようで、仕掛けを落とせば、針やハリスに触れた部分がちぎれて絡みつく。指の痛みで済んだのならマシだったようで、触手の毒がついた手で目や口、鼻、性器(小用で触る危険性はある)などの粘膜に触ると……腫れあがって大変なことになるようだ。
アカクラゲは東京湾だと5月~6月くらいが発生のピークだと思う(7月に遭遇した経験がない)。「デカッw」が5匹+「ナイスサイズ!!」が1匹のエビマゴチ3戦目でサイマキエビにアカクラゲの触手が絡んで、凹凸だらけのエビから触手を取り除くのに一苦労した。ちなみにサイマキエビもアカクラゲはお好きじゃないようで、海底で逃げようとする手ごたえが伝わってくる。既に東京湾にアカクラゲがいるのは間違いない。
対処法は、とにかく赤褐色のドロリとした糸状のものが仕掛けに絡んできたら素手で触らないこと。そのままにしておくと魚の食いは明らかに悪くなるので、タオル(ティッシュでもいいが破れそうで怖いよね)などで仕掛けをしごくようにして取り除く。万が一手で触れてしまった場合は、よく洗って目などを触らないように注意する。乾燥してもその毒性は残るようなので、触手を取り除いたタオルは海水などで湿らせておいた方がいいかもしれない。子供と釣行するのなら、「赤いドロドロには触らない!」って事前に教えとこうね!!
著者: へた釣り