都内某所をブラブラしていると、漫画喫茶の看板に「メダカ釣りできます」と書いてあった。メダカ……って釣れるの?と驚いたのだが、時間がなくて体験することはできなかった。ネットで調べてみるとビオトープに飼っているメダカを赤虫を餌に釣りあげる。江戸時代からある粋な釣りだという。
へた釣りは釣りを始める前に熱帯魚の飼育にハマっていたことがあり、その延長でビオトープ作りにも挑戦したことがある。水生植物とメダカやカダヤシなどの小魚を飼育し、鉢の中に小さな生態系を作りあげるという遊びだ。ビオトープ用の鉢……たしか捨てずにガレージの奥でホコリを被っているはず。これにビオトープを立ち上げて、水草が根を張ったらヒメダカを買ってきて放しておけば、家の前にメダカ釣り掘ができちゃう気がする。朝起きたらメダカに餌をあげるついでに少しだけ釣りの練習ができちゃうわけだ。
竿は竹ホウキの先に使われている細めの竹でいいらしい。これに0.3号くらいのハリスを結んで、その先にワカサギ用の小さな袖バリ。赤虫をちょんとかけてビオトープの中にたらすと、メダカが赤虫を咥えるので、そっと抜きあげるという遊びらしい。針掛かりさせるのではなく、赤虫を咥えているうちにメダカを抜きあげる。空中に出たメダカは赤虫を放して勝手に水中へと帰っていくってことだと思う。普段与える餌は人工餌にしておくと、赤虫への反応がよいようだ。ビオトープなら水草ありの止水なのでメダカはすぐに増えるはず。2号釣り堀、3号釣り堀もすぐに作れちゃいそうな気がするぞ。
著者: へた釣り