名人さんたちから釣行日をちゃんと吟味しないからそんな目に遭うんだよと諭されることがある。でも、へた釣りの釣行は「これ食べたい」優先なのである。大好物のカイワリはそろそろ食べたいと思いついたらもう我慢できない。文佳人 夏純吟を手に入れたら絶品の肴を釣りに行くしかない。
久しぶりに痺れる釣行だった。夏から秋にかけてサバがうるさくなってカイワリを狙いにくくなるとは分かっていたがまだ5月なのにサバ禍が猛威を振るっていた。サバが少し大人しくなったと思ったら巨アジの猛攻が始まり、釣り人の心をへし折りに来る。それでも最後まで休まずにシャクリ続けたご褒美のような1尾である。いつも以上に美味しく感じるに違いないと思っていたが、元々絶品のカイワリ刺しである。いつも以上に想像が至らず、いつも通りの美味しさであった。日本酒四合の肴と考えるとせめてもう1尾欲しかった。6月には文佳人 夏純吟うすにごりが出る。6月の宇佐美カイワリプチ遠征の目標は「せめて2尾は」に設定する。
著者: へた釣り