昨年イサキ船で金沢八景・一之瀬丸の達人さんから「イワシミンチで釣った人が独り勝ちしていた」という話を聞いた。アミエビよりイワシの方が集魚効果が高いということではなく、潮が澄んで魚が口を使ってくれないときにミンチの濁りは効くかも? ウィリー五目にチヌ用配合餌はあり?
ウィリーでの釣りで澄み潮、濁り潮と釣果の関係をきちんと把握できているわけではないが、カイワリ狙いで宇佐美・治久丸の船長から「ちょっと潮が澄んできちゃってるんですよ」と言われて釣れなかったり、一之瀬丸でも釣れる条件を「もう少し潮が濁れば…」と教わったことがある。澄みすぎた潮はウィリーでの釣りによくないのは間違いなさそう。ここからは妄想。イワシミンチで独り勝ちした人は、ミンチの煙幕=濁りで澄み潮の不利を打ち消すことに成功したのでは?
本来でいうとごく少量ずつ撒きつつビシに残したコマセの臭いで魚を寄せられるアミエビの方がウィリー釣りでのコマセとして理に適っている。一方でアミコマセは煙幕で濁りを作り魚の警戒心を弱めるという効果は期待できない。アミエビの優位性を保持しながら煙幕を作る方法と考えると、チヌ用配合餌が気になりだす。「潮が澄んでしまった」と船長から言われたとき、チヌ用配合餌をアミエビに混ぜることで濁りを作れるようになるかも。イワシミンチで独り勝ちに近い状態を作れる可能性がある。配合餌は高い物ではないので試してみる価値はありそうな気がする。
著者: へた釣り