入れこんだってロクなことないと分かっているのに、何としても1匹釣りたいと入れこみまくっている。オニカサゴである。へた釣りにとって、幻の魚と呼んでいいほどに釣れない魚になりつつある。足りない知識で悩んでいるのを哀れに思ったのか、何人かの達人さんがアドバイスをくださる。
ほぼ底べったりにいる魚のはずなのに、こうすれば、ああすればといろんな釣り方があるもんだなぁと驚くことになる。採用することにしたのが、竿を動かしまくりたいへた釣りにぴったりの釣り方。タナを合わせるのではなく、タナを探るという方法。オモリが底に着いたら10秒~15秒待つ。錘が先に底に着いたあと、仕掛けがゆっくり沈下するのを待つってことなんだと思う。それからゆっくり聞きあげ。竿を上げ切ったら再びオモリを底まで落とす。メバルを釣るときのように太極拳の動きで竿を操作するといいように思う。底から2メートルくらいを20秒くらいかけてゆっくり探るイメージかな?
魚信は誘い上げている最中に出るようである。竿先に魚信を感じたら誘い上げるのを一度止めて食い込まないか様子を見る。食い込みきらないようなら竿先を下ろした分、リールを巻き、もう一度ゆっくり聞き上げてみる。食い込んだ手ごたえがあったら、竿を立ててアワセを入れる。この方法なら餌が重いので海中の仕掛けを想像しにくいという悩みは解決する。仕掛けの長さ分を底から誘って動かしているので、3本針のどれか1つはオニカサゴの食い気を誘うタナを通っているはずである。竿を動かしているのでハリスは魚信が出やすい状態に張っているはず。さらに、上から落ちてくる餌を意識していると言われるオニカサゴへのアピール度も高いのではないかと。
まぁ、そんな理屈を考えなくても竿を動かし続けて釣れるので好みである。120号のオモリで1日竿を動かし続けられるかどうかは、やってみないと分からない。80号のFLビシでウィリーシャクリを1日やり続けても大丈夫なので、太極拳系の動きなら1日やって平気な気はしている。2015年のオニカサゴ第2戦目は2日後の日曜日を予定している。風はなく海は良さそう。この釣りのために買った「DEEO TSG」に入魂できると信じている。
著者: へた釣り