東京湾の初釣りは、タチウオかオニカサゴかアマダイかと悩んでいたわけだ。本命は残りシーズンが短そうなタチウオだったのだが、これ持ってオニカサゴ行きなはれってなタイミングで頼んであった御用水産のカツオのハラモが届いた。カットして細くすればオニカサゴにぴったりサイズ。
今週末は3連休。さも当然のように「伊豆でヒラメ乗れなかったから代わりに2回行くね」と妻1号に言ってみた。タチウオとアマダイか、タチウオとオニカサゴで土曜日と祝日の月曜日に釣行して、悩み多き初釣りのターゲットを3つのうち2つにしちゃおうと目論んだ。タチウオがたくさん釣れれば玉砕覚悟でオニカサゴ、タチウオがあまりよくなければ何かお土産は釣れるアマダイでと考えたのだが、妻1号からの返答は「ダメ、1回だけ」。「いいじゃないの~」と交渉する余地はなさそう。取りつく島のない「ダメ」である。
3連休の天気は悪くなさそう。日曜日の夕方から明け方に少し風が吹く予報だが釣っている時間帯への影響はさほどない。いつまで釣れ続くか分からないからタチウオかなぁ~とほぼ心を決めかけていると、ピンポ~ン。宅急便が届く。伊豆から帰ってきてすぐに注文した御用水産のカツオのハラモだ。左右の幅を少しトリミングすればオニカサゴの餌にちょうどよさそうな大きさのが約50本。魚信の多い釣りではないのでこれで1シーズンいけちゃいそうな量だ。
「表面をお湯で洗い、半解凍の状態で、お好きな大きさに切りつけてください」と書いてある。お湯で洗わなきゃダメなんかな? お湯で洗って鮮度が落ちるのが怖いので、1日に使う分だけ取り出して冷蔵庫に移して自然解凍して使ってみようと決める。これでうまくいかなければ次回はお湯で洗ってみよう。2キロというのがどれくらいの量なのか不安だったが、段ボールに入れたまま70Lの冷凍庫の引きだしにちょうど収まった。計らずもぴったりというのは何だかうれしい。この餌なら釣れそうな気がする。
著者: へた釣り