消費増税の前に駆け込みで狙っていたのがオニカサゴ用の竿だ。シマノの新製品「ライトゲームBB TYPE82 H190」が値段も手ごろだしいいかなぁ~と考えていたのだが、店頭ではついに見つからず。代わりの竿を勧められているうちにオニカサゴに適した竿の条件が少しだけ見えてきた?
ライトゲームBB TYPE82 H190を触ってみようと探してはいたが、買うと決めていたわけではない。フィッシングショー2014でシマノの展示担当者から「100号錘のタチウオ用にチューニングされた竿でオニカサゴ用にチューニングされているわけではない」と聞かされていたから。でも、手ごろな値段の代替品が見つからず今の竿(5:5調子のビシ竿=フィルダー アジ 175)より悪くなることはないよねともう一度触って買うかどうか決めようと考えいた。でも、売ってない。3月発売と聞いていたのだが、ついに店頭で見かけることはなかった。
竿を買う気マンマンの客には釣り具店の店員さんも気合いが入るらしく、複数の釣り具店を回るうちにいろんな竿を勧められた。まずは「先鋭剣崎120-200MT」という竿。「メタルトップなので魚信を取りやすく、7:3調子なので食い込ませやすい」と説明される。別の店で勧められたのが「A-ブリッツ ネライ MH-210」。「7:3調子のビシ竿があればそれで十分だけど、錘120号のオニカサゴ用に1本選べといわれればこれになる」ってことらしい。7:3調子で120号の錘をぶら下げても竿先が負けきらない錘負荷~150号というのが共通点。こういう竿なら「魚信があっても送ったりせずに置き竿でも釣れる」んだという。
フィルダー アジ 175の前にオニカサゴ釣りに使っていたのがDEEP GAME120-180という竿。錘負荷が80~250号の剛竿だったので餌を食わせきれずに弾いたり、巻き上げ中にバラシたりを連発して竿を代えたという経緯がある。フィルダー アジ 175の欠点は胴まで曲がりすぎて誘いの操作がしにくいこと。「誘わないと魚信が出ないので8:2調子の方が
釣りやすくないですか?」と聞いてみると、「誘いなんて不要ですよ。オニカサゴはそういう釣りじゃないと思うんですけど……」。釣り方を全否定されて、怖くて竿を新調できなくなる。消費税はもう上がってしまった。店員さんに教わったことを忘れないようにメモだけ残して、もうちょっと考えてみることに。
著者: へた釣り