5連続ボウズで迷い始めた。腕も運も元々ないさ。釣り方なんて分かってないさ。どこへ行くのかどこへ行くのか♪ で、たどり着いた先は「鬼火」なるオニカサゴに効果絶大であるらしい超強烈集魚ライト。注文してあった物が届いた。電池を入れてみると青白い光と橙色の光の点滅にうっとり。
オニカサゴに対して集魚ライトが効果があるのかどうか、実はあまり自信がない。待ち伏せ型の魚で、根の間から近くを通りかかる餌を待っているんだと思う。餌を見つけたら大きな胸鰭で素早く飛びかかってくるという情報もあるが、瞬発力はあれど遊泳力が高いというわけではないので、10メートル先の餌に泳いで食いつく姿を想像できなかったりする。一方でオニカサゴは餌を見つけるのが下手な気がする。ヒラヒラと光りながら海中で動く餌でないと見逃すから、釣りの誘いの肝要はいかに餌をヒラヒラ動かすかになっていると思われる。とすると、ここに餌があるよ~と点滅しながらアピールする集魚ライトは一定の効果がある?
なんてことを考えながら、同じことをやっていてもボウズの可能性が高いので、今までやってないことを取り入れて少しでも釣れるかもという期待感を上げるべきという結論に至る。電車釣行なので根魚釣りでは圧倒的に有利になる潮先の釣り座は期待できない。潮ケツでももしかしてと諦めずに頑張れる何か……早い話が溺れる者が掴む藁として鬼火を使ってみようと決めた。
電池を入れて点灯。12Vでものすごく明るい光を想像していたが、日中の空中ではあれ?こんなもんって感じ。でも、比較するために普通の水中ライトも点けてみると、確かに倍以上、3倍も4倍も明るいのが分かる。ずっと同じ色で光っているのではなく、青白い光を発したと思えば橙色に切り替わり点滅を繰り返す。クリスマスツリーの天辺に点けてもOKな光の美しさにしばしうっとり。
水中ライトを装着する用の天秤をタチウオ用に買ってあったのを思い出す。チドリ釣具の「水中灯装着装置付天秤B型」というやつだ。鬼火は水中ライトの中でも大型なので、ちゃんと装着できるか不安だったが、問題なく装着できた。アーム長は50センチくらいあるのでオニカサゴに使っても大丈夫だと思う。問題はライトが受ける水流でオマツリの原因にならないかってこと。オマツリが発生するようなら使うリールをPE4号の物からPE3号に変更して対処しようと決める。
著者: へた釣り