船の上で手際よく魚をおろしたり、干物を作れちゃう人に憧れる。ザ・釣り職人!!ってイメージなのである。真似をしようにも魚を触るのにおっかなびっくりな人なので……無理である。「魚のやさしいさばき方 (上)」というDVDが発売された。 500円で17種類の魚のさばき方を動画で学べちゃう。
実は魚の料理の仕方の本は何冊か…というレベルではなく何冊も持っている。釣ってきた魚を料理するレパートリーを増やすためでもあり、初めて釣った魚を美味しく食べるためでもある。それらの本にも代表的な魚の三枚おろしや五枚おろしなどの下ごしらえの仕方が写真入りで解説されているのであるが、そういう基礎的な部分を飛ばして、美味しそうな料理の完成写真ばかり眺めて涎を垂らしているせいか、魚の下ごしらえの手際はちっともよくならない。本の使い道はもっぱら、「今度この魚釣ってくるからこの料理作って~♪」と付箋を立てて妻1号に渡すだけだったり。
魚のやさしいさばき方 (上)は南房総館山のリゾートホテル「ホテルアクシオン館山」のグランドシェフが、全17種類(アジ、ソウダガツオ、ボラ、カマス、アユ、スズキ、シロギス、マダイ、カワハギ、メジナ、カサゴ 、メゴチ、カレイ、タチウオ、ヤリイカ、ウナギ、マダコ)の下ごしらえとさばき方を手元を撮影した動画で解説してくれるというもの。もともとは「魚のさばき方大全」として売られていたものを上下巻にした廉価版だ。魚のさばき方は、魚の種類が変われば自ずと変わってくるようで、同じ三枚おろしでも形や大きさが異なれば包丁の入れ方が違うんだそうである。これが1000円で売られていたらおそらく買う気にもならなかったと思うが、500円なら……ザ・釣り職人!!になるために買っちゃうかなぁ~。でもって、船上で魚をさばきつつ、その魚をさばくコツの1つでも、誰かに自慢気に話せれば、500円なら元が取れちゃう気がするwww
著者: へた釣り