必要な物に素早く手が届くことが整理整頓だと信じているへた釣りではあるが、子供2号&妻1号の策略にはまって、釣り具を片づけることになってしまった。「こんなの、合理的じゃないし、整理整頓じゃねぇよ!」と文句を言いつつ、2時間ほどかけてガレージの大掃除をする羽目に……。
へた釣りの釣り具の整理法は、ビニール袋に釣魚別に仕掛け、錘、小物類を入れておき、釣りに行くときはビニール袋をバッグに放りこみ、竿とリールを用意すれば完了というものだった。あれも釣りたいこれも食べたいで釣魚が増えていくので、ビニール袋の数も増え、まぁ見栄えの点ではあれだが、5分とかからず釣りの準備が完了する実に合理的な釣り具の整理法だと信じていた。
「家のガレージの中は汚い! 友達が遊びに来たとき、恥ずかしい」と子供2号が言った。ガレージの中で遊ぶわけじゃないだろうに、何言ってやがるこのクソガキ!!と無視していたのだが、妻1号もビニール袋が散乱したガレージの状態が嫌だったようで……知らないうちに整理用のケースがガレージに運び込まれ、勝手に釣り具を押し込まれていた。これじゃ、どこに何が入っているのか分からねぇだろ、勝手なことするんじゃねぇ!と思ったが、子供2号と妻1号に共同戦線を張られて、ガレージが汚いと決めつけられては、抵抗するだけ無駄だ。
汚いと言われないように、合理的な釣り具の管理法を考えることを余議なくされたわけである。ひとまず、妻が非合理的に押し込んだ釣り具を全部出し、詰め直すことに。錘は号数ごとに仕掛けは釣種、釣魚別ごとに整理して詰め直していく。はっきり言って面倒くせぇ! 合理的だったはずの物を勝手に非合理な状態にされ、もう一度合理的な状態に戻す。元の状態より使い勝手がよい状態にしないと、なんだか負けたような気がするので、頭と時間を使う。
仕掛けはよく使う物とよく使わない物。小物が多いウキフカセ釣りは別のケースにまとめておき、ヘッドライトなどの主にウキフカセで使うグッズは一緒に入れておく。船釣りの仕掛け類はZIPケースに入れてあるので、これはこのままケースにまとめる。北海道用の道具やメバリング、投げ釣りなど登板機会の少ないものを奥に、手前はよく使うものに。すべての釣りに共通で使う、サルカン類やハサミ、ペンチなどは小型のZIPケースにまとめておいて、釣行時には必ず持っていくように。
要した時間はたっぷり2時間、「家のガレージの中は汚い!」状態は解消した。で、ここまでやると、次は竿をもっときれいに並べておけないものかと……必要な物に素早く手が届くことが整理整頓と言ったくせに見栄えなんぞもちょっぴり気になりだすへた釣りなのであったw 20本くらいある竿を見栄えよく合理的に並べておけるスタンドってないかなぁ~?
著者: へた釣り