東京湾ではウキ釣りをほとんどしないので、伊豆遠征の機会に、へた釣りのウキフカセタックルを紹介。レベルは低いくせに装備だけは立派なRPGキャラのようで恥ずかしいので、少し自虐的に書く。使いこなせてないってことは自分でも分かっているので釣り場で見かけても虐めないで!
竿:コッパの杖(ゼロサム磯1号530)
へた釣りも堤防釣りを始めたときに、有名メーカーの一番安い磯竿を買った。そのことで得た教訓は、下手な人ほどいい竿を使うべきだってこと。のされさえしなければ竿が魚を浮かせてくれる。ガイドへの糸からみが少ない。軽い。欠点は高いということだけだ。コッパばっかり釣っていて、そんな竿必要なの?と言われれば返す言葉はない。普段がコッパの杖なのだが、へた釣りに人生初の年無しクロダイをもたらしてくれたのがゼロサム磯1号530なのである。
リール:無用の棒付き糸巻き(BB-X ハイパーフォースMg 2500D)
ほかの人が使っているのを見て、レバーブレーキ付きのリールが欲しくて欲しくて散財してしまったのがBB-X ハイパーフォースMg 2500D。買って2年になるが、レバーブレーキを使ったのは、レバーブレーキの練習にと、サバ&ソウダガツオを釣りにいったときのみ。冗談抜きで無用の棒付きリールとなっている。クロダイは沖に走るのでレバーブレーキの出番はないし、メジナは大きいの釣ったことないし。
竿受け:腰痛除けのお守り(バッカン受三郎)
無駄に長時間(長期間?)釣ることが多いので、足元にある餌や道具を手に取るためにしゃがんだり立ったりを繰り返すのは正直言って辛い。認めたくはないが、そういう年なのである。バッカン受三郎を使うようになってから長時間の釣りがずいぶんと楽になった。餌箱、はさみ、ペンチは腰の高さにあるため、かがむ必要があるのは、コマセ柄杓を手に取るときだけ。ほとんど膝を曲げる必要がないわけだ。竿を立てかけた状態で針の交換、仕掛けチャンジができるのでマメにいろいろ試せるようになるという効果も。
ウキ:凹んだドングリ(浦島円錐極)
凹みをドッジラインというらしい。表面積を極限まで広げ、緩慢な潮流も確実にキャッチできる潮受け性能を発揮するための凹みらしい。らしいというのは、へた釣りの場合、もちろんそんな繊細な釣りはしないので、ドッジラインの効果はよく分からない。でも、なぜか浦島円錐極を使い始めてから、釣果が上向いたので、相性のよいウキであることは確かだと思う。
ガン玉:段打ちの巻物(ガン次郎プロケース)
麻雀を30年近くしているのに符計算を覚える気が全くない……へた釣りはそういうヤツである。釣りに関しても1号=3.75グラムくらいはさすがに覚えたが、ガン玉だの割りビシの重さは全く覚える気がない。そのくせ段打ちはしたがるのであるから自分でも性質の悪いヤツだと思う。ガン次郎プロケースにはガン玉の重さ、段打ちの基本的な組み合わせが書いてあるので、覚える必要がないのである。
著者: へた釣り