鯛子や真子より身の方が大好きなへた釣り家のマダイの旬は秋。紅葉鯛を狙う。とはいえ、置き竿が苦手、船上でじっとしていられない人なので、マダイ釣りは正直向いていない。イシダイも狙えそうなタイミングで毎年1戦だけすることが多いが、妻&子供1号からのマダイおかわり要求が…。
紅葉鯛は正確には晩秋の11月ごろに水揚げされるものを指すようだが、産卵を終え、夏にたっぷりと餌を食べて太ったマダイは皮下にしっかり脂を蓄えており、焼き霜造りで最高だった。頭や中骨から出汁を取ったマダイのお鍋は子供1号の大好物。八景沖マダイは珍しく素直で3匹だけでは足りなかったようで、茶碗を箸で叩きながらというのはさすがに嘘だが、もっと釣ってこいと要求されてしまう。妻1号まで「3匹じゃちょっと足りない」なんて言い出す。マダイ3匹はへた釣りにしては頑張った方なのだが……。
金沢八景・一之瀬丸のマダイ船はまだマダイワラサ船で出船している。2釣行連続で魚信すらなしで終わっているワラサに未練は……ある。せっかく買ったフィッシュキャリーバッグを使ってもみたい。マダイだけを狙うならイシダイも混じるシーズンまで釣行を先延ばしするところだが、ワラサもとなると今しかない。今週末はマダイ、ワラサ本命の東京湾豪華刺し盛り狙いチャレンジ2戦目に挑むことにする。
著者: へた釣り