やっと竹岡沖の様子がよくなってきた気もするが、アサリを付ける手がかじかんで辛いなんて軟弱な理由で一之瀬丸の大会でカワハギ釣りは終了。未練を断つため道具をかたずける。ストックしてある小物類はアルコールで拭い、漬けられる物は真水で漬ける。ピカイチくんは大事に保管。
釣りをしている最中に道具をきれいに保つのがあまり得意でない。コマセを触ったらバケツの水で手を洗ってという作業を挟むくらいなら、1秒でも早く仕掛けを投入する。カワハギ釣りでも1日釣るとアサリの剥き身汁で竿やリールはベトベトになる。竿やリール、その日使ったオモリなどはその都度水洗いしてきれいにしているが、剥き身汁で汚れた同じ手で触るのがカワハギPB-2000とStephanoカワハギ仕掛けケースとに分けて整理して入れてある小物類である。釣行毎に洗うほどではないが、約9カ月そのままの状態で放置してはおけない。
カワハギPB-2000は密閉性が高いので、あまり濡らしたくない物を入れている。替え針や仕掛け類、あまり使用頻度の高くない集寄など、台紙が濡れると嫌な物が中心。密閉性が高いといっても開閉はするので1シーズンもすれば袋の表面が少し塩でべたつきだす。洗い流すわけにはいかないのでアルコールタイプのウェットティッシュで1つ1つ拭いて乾燥させる。「生体集寄くらげ星」やフグ対策で投入を検討しているワイヤー仕掛けなど当面使うあてのない物もいっぱい出てくる。へた釣りにとってのカワハギ釣りの四次元ポケットともいえるカワハギPB-2000である。
近藤丈一名人制作の未来のオモリ、ピカイチくんも四次元ポケット=カワハギPB-2000に入れてある。濡れると発光するという仕様なので少しでも電池の消耗を抑えるためだ。大事な大事なピカイチくんなのでカワハギの道具の中でも念入りに管理する。まずは真水のシャワーで汚れを落とし、中性洗剤で洗う。もう一度シャワーで洗剤を洗い流し、発光が止まるまできれいに拭く。一晩乾かしてから、乾燥剤を入れてリールを保管しているクーラーボックスに入れる。昨年からこの方法で管理しているが9カ月後にもちゃんとピカピカと元気に光ってくれた。
Stephanoカワハギ仕掛けケースに入れてある物はピカイチくん以外のオモリ、アワビ貼りブレード、使用頻度の高い集寄類、サルカンなどなので、バケツに水を張って中性洗剤を少し垂らして漬け置き洗い。ザルにとってすすいで一晩干して乾かせばメンテナンス完了だ。カワハギPB-2000、Stephanoカワハギ仕掛けケースも中性洗剤できれいに洗って干しておけばOK。クーラーにしまったピカイチくん以外をきれいに詰め直して釣具倉庫で9カ月間眠ってもらう。
著者: へた釣り