余震が続き、被災地の方々は心休まる日もないのだろうが、「釣り河北」に東北地方の釣船・釣具屋の近況報告がまとめられている。無事だから近況を報告できているわけで、これが被災地沿岸の状況を表しているのではないかも知れないが「必ず復帰再開します」を信じたい!!
東北地方で船釣りをしたことがないので、どの船宿とも面識はないのだが、目立つのが、「すぐさま沖合まで避難し無事だった」という報告。大きな地震があると、船に飛び乗って津波を避けるために沖に2日間ほど避難するというたくましさ。さすが海の男!!と感嘆するしかない。中には「津波警報発令と同時に沖合35mラインまで避難。15mほどの津波を5~6回くらい回避。沖合いで一晩過ごし、翌日、昼過ぎに無事帰港しました」(塩釜港・太田丸)なんていう剛の者まで。「決して諦めないよ。だってここに住んでいるのは、海が好きな人たちばかりだからね」という荒浜釣船組合事務局の人のコメントに触れて、復旧したら東北に絶対に釣りに行く。津波に負けるな! 原発の風評被害に負けるな!
東北ほどではないが、へた釣りがときどきお世話になる釧路港の船にも少しだけ被害があったようだ。アオソイ釣りでお世話になった繁栄丸は沖に退避して無事。アイナメ釣りでお世話になる釣まさ丸(4月から代替わりしてよし丸として営業予定だった)は、幣舞橋に激突して船の操舵室部が大破したらしい。北海道に遠征する予定の7月には修理が終わっているそうなので、まずはよし丸に乗ってこようと思う。
著者: へた釣り