へた釣りはカイワリやアジなど、コマセを使う釣りにも電車で行く。夏場なら着替えのTシャツを持って行き釣り終わったら着替えるが、冬場に着ていく防寒着は帰りも着て帰ることになる。汚れないように臭いが付かないようにと気にはしているが、帰りの電車ではちょっと臭い人になる。
袖口など、魚やコマセの汚れが付きそうな部分は除菌ティッシュで拭って、消臭スプレーを吹きかける。異臭騒ぎを起こさないように気を付けてはいるが、電車で横に座った人がすぐにいなくなったという経験……何度かある。いたたまれない気分になる。どこが臭うんだろうと考えたときに、もしかしてと思い当たったのが、ジッパーの周辺。冬場に船上で用を足すとき、上着のジッパーを下ろし、厚カッパのズボンを吊っているサスペンダーをずらし、ズボンのジッパーを下ろす。一応、バケツの海水で手は洗ってから作業をしているが……。ジッパータブというジッパーの持ち手を延長する紐?が売られていることを知る。これならジッパーの上げ下げで汚れた手が服に触れにくくなる。釣り終えたら、ジッパータブを外してしまえば……もう臭い人って思われなくて済む?
著者: へた釣り